<ストーリー>
10年以上にわたってサッカーのFIFAワールドランキング最下位の米領サモアにアメリカからコーチとしてトーマス・ロンゲンが招かれる。妻に去られ、失意の中のロンゲンはペースの異なるサモアのチームにいら立ちを隠せない・・・
<コメント>
サッカー版の『クールランニング』みたいな話かな、と思ったけれどもタイカ・ワイティティ監督の映画だということでいろいろな意味で一風変わったスポーツ人情ドラマとなっている。
しかし、タイカ・ワイティティって『ジョジョ・ラビット』みたいな話から『ソー ラブ&サンダー』ときて、これか。ふり幅が広いなあ。今作でも、あえて大仰な演出やドラマは控えて、サモアののんびりした文化とユーモアを前面に押し出している。
なんといってもW杯の予選と言いながらトンガの試合場は中学校のグラウンドレベルで、応援もせいぜい百人程度。
熱くなるはずの試合でさえちょっとはずした演出をしている。とりあえず、ワイティティ監督はまた別の世界を見せてくれている。
ネクスト・ゴール・ウィンズ
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