朝のおじいさん散歩、兼ジョギング。
とはいえ、少し膝が痛かったので半分以上は歩きで。
足を引きずるほどではないので、まぁだいじょうぶだろう。
歳は、歳だね。
散歩のおともは、高野秀行著「語学の天才まで一億光年」。
面白い。
高野氏というと、『謎の独立国家ソマリランド』で有名になった探検家だ。まぁソマリランドは、本を持っていながら未読なんだけど。
パワフルだし、笑えるし、けっこう好きで著書は何冊も読んでいる。
本書は、25を越える語学を駆使してきたという高野氏の、語学にまつわる体験記だ。
でもご本人いわく、語学の天才なんてわけではなく、グズグズのブロークンとのこと。
日本人が語学を苦手とするのは、ブロークンが許せないからだという気もするんだけど、高野氏の語学能力についてはいいようがないながら、それにまつわるエピソードが楽しい。
そろそろ読み終わりそうなんだけど、中に「おや?」と思ったエピソード。
中国で中国語を習っているときの話だ。
最初、例文を出されて你好とか知っている単語をみて、またかと思った高野氏。
でも、びっくりしたのはそれを発音した先生が、ものすごい勢いでしゃべったこと。
日本人の先生だったら、同じ単語でもぼそぼそしゃべる。
でも中国人は、怒涛の勢いでしゃべるのだ。
単語を正しく発音するだけが、言語を身につけることではない。
その先生が言ったという。
中国人は、天気の話はしません。生活に関心がある。だから、ごはん食べましたか、とはよく聞く。
日本の語学テキストでは、天気の話題がよくでることを踏まえた話だ。
あぁ、そういえば、と思ったことがある。
一時、Facebookに怒涛のようにメッセージが来たことがあってさ。
最初は慌てて反応してたんだけど、いまじゃ慣れたもので、というより単にスルーするようにしたら、来なくなっただけなんだけどさ。なんか、あやしい「アルバイトしませんか?」的なメッセージも来てたし。
反応していた、といっても友だちリクエストを承認するかどうか程度の話だったんだけど、いくつかのメッセージで、
「ごはんたべましたか?」
というのをみかけていたんだよね。
今、Facebookを開いて過去のメッセージをみたら、名前を「ごはん食べましたか」にしている人がいた。不思議だなぁと思ったものだけど、「Hello」くらいの感覚なのかもしれない。ちなみに、台北の人だった。
そちらの交流は煩わしくて、スルーしている。国際交流する場面だったのかもしんないね。
お金とられたり、めんどうなことに巻き込まれるのはいやだから、やんないけどさ。
高野氏なら、面白そうだと積極的に出たんだろうか。
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