天然水素（６）

オイラ氏はテレビなどで、「水素社会が来る！」なんて話が出るたびに「そんなワケがあ
るかボケ」と否定してきたわけだが、ほぼ無限に湧き出る天然水素とメタネーション技術
を組み合わせれば水素社会とやらも現実味を帯びてくるのではないかと思うぜ

天然水素の開発を手掛ける米企業のＣＥＯによると、地球全体には１５０兆トン！もの天
然水素があるとのことだ。天然ガスの世界生産量が年間約３０億トンであるから、そうな
ると実に５万年分！ものガス資源があるということになる。まあ開発企業のトップ

が言っていることなのでまず間違いなくポジショントークではある。だけんどももしも本
当にそれだけあるのならばエネルギー問題が一気に解決しかねない事態である。産油国と
か天然ガス大国であるロシアさんなんかは涙目ものである。なので実用化された暁には

世界のエネルギー事情が激変する可能性もある。だがいまだに掘り当てました！という報
は入っていないので本当にあるのかどうかも疑わしいぜ。ただ地中から水素が湧くという
のは日本でも長野県の白馬温泉では温泉の中に水素ガスが含まれるのであることはある

バイデン爺政権は昨年９月の予算で天然水素開発費を計上した。国内の天然ガスや石油の
開発はストップしておいてこういうところばかりにカネを使う。環境原理主義者たちの票
が欲しいのでやめられないぜ。しかし瓢箪から駒でモノになったらどえりゃー成果になる

というわけで天然水素の開発、うまくいくのかどうか。眉につばしながら生暖かく見守っ
ていくことにしよう。単なる与太話で終わるのかモノになるのか。今後数年のうちにおお
かた見えてくるかもしれん。世界を大きく変える事態になっちゃうかもしれないかもだ