この団体が把握できているクマの数がどれほどのものか考えてからこの記事をご覧いただきたい。
実際、軽井沢町の別荘地でのクマ出現の騒ぎは当時別荘族のゴミの不始末からうろつくクマにおびえた都会者が大騒ぎしたことでマスコミが便乗したことでクローズアップされたものなのだが、しばらくしてこのNPO団体の活動がにわかに報じられるようになった。
当時も断片的な情報としてだが軽井沢で捕獲したクマを発信器を付けて山の反対側の浅間牧場のはずれに放しているとのことで地元では「暇な奴がいるもんだ」と笑っていた。ニュースとしての価値はクマそのものではなくそこが高級別荘地である軽井沢であることに過ぎない。
同じ別荘地だが北軽井沢の某有名別荘地ではオフシーズンに車で流していてクマに出会ったことのない者は僕意外だれもいなかった。頻度としてはシカやイノシシほどではないにせよこれが自然というものなのだ。
実際、さらに下った部落では民家の敷地内で遭遇した人もいたがそういうところまでこの団体が把握しているかと言えばそれは無理な話だろう。彼らの受信機がどれほど高性能かは知らぬがクマは1日に50kmを移動するらしいので1を知って100を語るようなもので自然保護ごっこと揶揄されるのも無理はない。
地元の長老が話てくれたのは山にクマを放すってそこには先に縄張りを持っているクマがいるだろう?そこで共存できなければ1頭は別な縄張りに移動するだろう。食っていけなければ食えるところに動くわけでそこが人里であっても不思議はないんだ」
自宅の前は小学校の通学路で子供たちは皆ランドセルにクマ鈴を鳴らしながら歩いている。
今年は自宅の庭に大きなイノシシがいたのには肝を冷やしたがシカなどは日常的に遭遇するしいつクマに出くわさないとも限らない。
そんな時この手の団体が頼りになるかと言えばそれはないだろう。
「ああ、それはうちが管理しているクマではないですね〜役場に言ってください・・・」
まあ、地元ではこの団体に関心を持っている人は少ないんじゃないかな?
■クマとともに生きるには 未明の山、響いた「ベアドッグ」のほえ声
(朝日新聞デジタル - 11月22日 20:48)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=7647160
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