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2023年11月05日21:37

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[テレビ朝日、ジャニーズ検証番組放送]カルト愛国主義とジャニーズとテレビ[放送事業が持つ高い公共性]


2021年3月、テレビ朝日「報道ステーション」のインターネットPR動画が批判を集めて取り下げられました。今の日本で「ジェンダー平等なんて時代遅れ」などと述べ、差別解消に取り組む人を笑う流れ、それを女性に言わしていること、話者の女性を上から目線でバカにするようなテロップが、女性のみならず男性からも批判されました。
テレビが外資規制になどに守られた業界であり、市場競争をしていません。緩い規制を正当化するのは、放送事業が持つ高い公共性ゆえです。世界的に見ても男女格差が大きい日本で、性差別があたかもなくなったかのような嘘の印象操作をした上で、問題に取り組む人を笑うのは、差別の上塗りだと私は思います。これを報道関係者が出してしまう不勉強と倫理観の欠如は大きな問題です。
令和の時代になっても、なぜ、このような動画が制作され、企画にゴーサインを出したのがどういう人なのか、情報は社内でも共有されていないそうです。ちなみにテレビ朝日内部には、この動画をおかしいと思っている人は少なからずいることは、付け加えておくべきでしょう。問題意識、ジェンダーの知見がある人たちが生かされない人材マネジメントの問題はそこにあります。
今、様々なテレビ局で報道やコンテンツ制作に関わる人達が、ジェンダー・バイアスを助長する表現を見直し、多様性に配慮した番組作りを目指しています。社内で勉強会を開き、会社横断で学ぶ機会を持つ人たちの動きがあり、時に私もそういう人々と話をしています。
もだいは、すでに気づいている現場スタッフと、守られた市場に安住する経営陣の認識ギャップにあるのかもしれません。なぜ、今、日本の視聴者の時間とお金がアメリカのコンテンツ制作会社による海外番組に吸い寄せられているのか、日本の放送事業会社の経営陣は、本気で考える時に来ていると思います。
(治部れんげ「ジェンダーでみるヒットドラマ」)



(先行きがなさそうな埴輪会社のあなたは「このままでは我が社はだめだ(だから埴輪を美術装飾品として位置付けないと)」というあなたの考えと「なんかでもいいから、コンビニでも作んべぇ」という上司のこれでよかんべ主義な思いつきの二つがあって)
「なんでそんなメチャクチャな考えが出て来るんだ」を理解するためには、連想ゲーム的に上司の頭の中を探らねばなりますまい。ここからあなたは、「とぼけた一人の上司」になります。

あなたはこう考えますー。

うちの会社は今のまんまでいいんだなァ。そんでなんか儲かりそうなことを考えればいいんだなァ。そうすりゃ、なんにも問題ってないしなァ。
今時、儲かりそうな話ってなにかな?ITかな?
ケータイかな?でもめんどくさいのはやだな。最近で儲け話っていうと、みんなコンビニだな。ウチの娘も行くな。こないだ、ウチの近くにもまた出来たな。そうか、コンビニやりゃいいんだ。コンビニの本部に電話して「コンビニやらしてください」って言やいいんだろ?
ウチの社員、遊んでるしな。一階の製品倉庫、空いてるしな。あれを上に移して、一階を空けりゃ、コンビニやれるじゃないか!よし、我ながらグッドアイデアだ!

ということになって、「ウチでもコンビニをやればいい」の言葉が出るのです。
社長も大喜びです。そうすれば、千五百年続いた「埴輪製造」を、そのままの状態で維持できるのです。「今までを」を変えず、コンビニによる副収入も期待できます。バンザイバンザイです。後は、会社の借款をちょっと書き換えるだけです。
それであなたの会社がうまく行くのかどうかは知りませんが、「埴輪の製造納入」を本業としていたあなたの会社は、突如としてコンビニを始めるのです。もしかしたら、あなたはその店長を命じられるかもしれません。もしかしたら、そんな自分の会社に愛想をつかして、あなたは会社を辞めてしまうかもしれません。
先のことはどうなるのかは知りませんか、かくして上司は思いつきでものが言えて、その思いつきは、まかり通ってしまうのです。
(橋本治「上司は思いつきでものをいう」)



「欲望の必要」というのは、下手をすると「いるのかいないのか分からないが、自分はそれを”ほしい”と思う」というとんでもない状態に陥ってしまうものです。「会社」という場所を足場にして「社会の基本単位であろうとする義務感」をまっとうしようとしてきたオヤジ達の「欲望」なんかは、開かない方が無難でしょう。そんなことをしたら、本当に社会は治安を失って、退廃の極みで滅んでしまいましょう。
 なにしろオヤジ達の欲望は外に垂れ流されていて、中にはあんまり残ってないのです。それでも、律儀なオヤジ達は、「欲望が経済発展のためには必要だ」なんてことを言われると、ない「欲望」を勝手に妄想してしまったりするからです。そうなったら、収拾がつかなくなって。この世は終わりです。もしかしたら、そういう形で、もうこの世は終わっているのかもしれませんが。
 オヤジ達を「欲望」なんていう危険なところに近づけない方がいいでしょう。「自分たちをフロンティアといして位置付けられない」というその一点において、オヤジ達は「必要から離れた欲望は無意味だ。”必要”こそが社会というシステムを成り立たせる根本だ」という健全さ、つまり「社会生活を維持させる基本」をまだ信じて、持ちこたえているのです。もちろんそれは「自覚せずに」という条件下のことではありましょうが。
私としては、そろそろもうそういう重要なことを、オヤジ達も自覚した方がいいんじゃないかと思います。そうしないとオヤジ達は、そのまんま「社会にも値しない社会」の中で、「負け組」として位置づけられる結果になってしまうでしょう。なぜかといえば、オヤジという種族を最後にして、「社会の基本単位であろうとする義務感」なんてものが、日本人には理解できなくなっているからです。
そして、この話は実は「年金制度の破綻」というものとも大きくからんでいるのです。なぜかと言えば、オヤジ達が会社人間になる以前、世の中は世襲制度で「人生リタイア後の扶養」は「家」という単位で自発的に行われてきたからです。
(橋本治「乱世を生きる 市場原理は嘘かもしれない」)



女性は世界の半分であるということを忘れずに。大体大学や企業の教授や役員比率が日本の場合ものすごく男に偏ってるんじゃないの、などと思ってしまう。
ま、どう考えてもおっさんみたいな思考の女の人もいますけどね。



テレビ朝日、特別検証番組を放送決定 旧ジャニーズ性加害問題で 放送日は未定
https://news.yahoo.co.jp/articles/dca80fc3960a081942d11d701c50a7cad52a5b2f
テレ朝社長「マスメディアの沈黙や制作現場とジャニーズ事務所との関係」検証する番組の放送発表
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=7618805
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