mixiユーザー(id:22841595)

2023年11月02日17:43

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馬鹿な子ほどかわいいものです

 タイトルの言葉に初めて接したのは、トーマス・エジソンの幼い頃の逸話を読んでいた時のことでした。
 鶏が卵を温めて孵化させるのを見たエジソンが、自分でも卵を温めて孵化させてみようと考えて、ある日、鶏小屋に忍び込み、そこで一生懸命に卵を抱いて温めていたというエピソードが本に書いてあったのです(ちなみに、卵を孵化させるには、37℃〜38℃の環境を3週間程度維持しなければならないので、通常の人間の体温で鶏の卵を孵化させることはまず不可能です。なので、エジソンはまぁお馬鹿なことをしていたわけですが)。
 親は、暗くなってもエジソンが帰ってこないので、必死になって探し回ります。彼らがなぜそんなに必死になって探し回ったのかを、その本では、タイトルのような一文で的確に表現していたのです。
 当時はその表現が面白く感じられて、あははと笑っていたものでしたが、しかし、この歳になるとよく分かります。
 
 なんで、こんなことを書いたかというと、今日が阪神タイガース記念日だからです(1985年の今日、日本シリーズで阪神タイガースが西武ライオンズを破り、38年ぶり、2リーグ化(1950)後初の日本一になったことにちなむ)。
 阪神タイガースは子に例えると、本当に出来の悪い馬鹿な子です。今季こそ日本シリーズに進んでいるものの、それまで18年もリーグ優勝したことがなかったわけですし、日本一になったことも2リーグ制になってから過去に一度しかないありさまです。ダメ虎と言われて、ファンとしては期待を裏切られることも度々で、おそらく傍目には何であんな球団を応援するのか不思議に思われているかもしれません。
 でも、そんな出来の悪い馬鹿な子でも、たまにいいところを見せてくれることがあり、それは普段の出来が出来であるだけに喜びもひとしおなのです。もちろん、普段から優等生であり続けることの方がそれ以上に大変なことというのは頭では分かるのですが、普段出来の悪い子が珍しく一生懸命頑張っているところを見ると、どうしても心が揺さぶられてしまうところがあります。いきおい、応援はしばしば熱狂的になります。
 その度が過ぎて、いい結果がでると道頓堀に飛び込むようなクレージーなファン?が現れ、逆に期待が裏切られると口汚く罵ったり危険行為に及んだりするファン?が現れるので、それを見て阪神ファン大嫌い、阪神も嫌いという人々も少なからずいるだろうと思われます。実に残念なことです。
 でも、山一證券最後の有名な会見ではありませんが、悪いのはファンの風上にも置けないクレージーな輩なのであって、阪神タイガース自体は悪くありませんから。
https://www.youtube.com/watch?v=gDBtZ9j28Gc


 いささか余談めきますが、トラつながりで、そう云えば、寅さんもよく「バカだねぇ」と言われてました(おいちゃん役の森川信のキメ台詞 下掲動画では2:43)。
https://www.youtube.com/watch?v=WmZBL7VPUBQ

 阪神タイガースには、寅さんに似たところがあるような気がします。

 今日の日本シリーズ第5戦、阪神タイガースは記念日といってもダメ虎ぶりを発揮して勝てないかもしれません。でも、そんな馬鹿な子ほどかわいいので、今夜もTVで阪神タイガースを応援しようと思います(^_-)-☆
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