沈黙は金ではないということ。名誉は守るし筋は通す。見事なり！

放送は興味深く傾聴させてもらいましたが、山下氏も随分大人になったなという印象。若いころ感情の赴くままに自己主張を展開し筋を通したニッポン放送のオールナイトニッポン事件とは違い、論理的に理路整然と事実のみをベースに事の顛末を説明した形だ。
「保身」だ「欺瞞」だという書き込みも散見する中、会社という組織の中、山下・竹内個人の思惑や忖度など単なる業務委託の解除など、契約事項内に沿った上での双方合意でのものだろう。

今回の１件について一番後悔しているのは糾弾した本人で、山下氏との関係に未だに恋々とした感情と後悔が最後のステイトメントにも見て取れる。

音楽ビジネスにおいて山下氏がジャニー喜多川と馬が合うというのはそもそも日本の音楽業界に疑問を持ち、抵抗してきた彼自身がアメリカナイズされたビジネス手法に感銘を受けたというところで自分の音楽を世に認めさせる方法について学ぶことも多かったのではないかと思う。

ジャニー氏の性的志向とかいわゆる「闇」の部分についてはこれだけ長く業界にいれば全く知らないというのはいかにも不自然ではあるが「事実」としてという面においては彼の言に嘘はないだろう。ジャニーズ事務所の混乱ぶりを見つつ彼の深いかかわりの中で「優れた才能が潰されることが無いように」とか「解散したグループが再結成するように」とか立ち位置を事務所サイドに置いた物言いもジャニーズそのものに対する思い入れも見て取れる。

今回の件についてはどうしても１プロデューサーの思い上がりと見当違いの発言に起因するものとしか思えないし結局何も解決しないし何も起こらないということだ。

身から出た錆といえばそれまでだが今後このプロデューサーに仕事を依頼しようと思う人はいるのかな？業界で言うところの「ホサれる」のは間違いないだろうけど・・・


山下達郎、冠ラジオ『サンソン』で事務所騒動に言及　ジャニーズへの忖度報道は「根拠のない憶測」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=7481789