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2023年07月02日00:49

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6/1西武鉄道設備投資計画1

今年も西武の設備投資計画が発表されたので内容を確認した。
・より安全な・より快適な設備の追求
対策としてホームドアの整備、列車運行情報提供システム、段差解消・点字ブロックの整備、エレベーター・エスカレーターの更新、踏切の支障物検出装置の新設・更新・信号との連携、車内防犯カメラ・ドライブレコーダーの設置が挙げられる。ホームドアは池袋・東村山・新所沢と高架複々線区間の駅が挙げられていた。高架複々線区間は通過列車が多いので設置の意義はあるし、近年作られたホームなので新たな補強工事の必要がない。池袋も西武最大の乗降客数があるので問題はないが、東村山は高架化工事中で取り壊すと分かっているホームに設置するのか高架化完了後設置するのか不明である。高架化工事はまだ先が長いので他の駅の設置を急いだ方が良い。列車運行状況提供システムはスマートフォンが普及しているにもかかわらず改めて大型ディスプレイを設置する必要があるのか疑問である。点字ブロックは毎年挙げられているが、いつになったら完了するのかと思ってしまう。踏切の支障検知装置は新しい技術なので効果がどれだけあるかと言う点が気になる。新機能が追加された踏切を公開し踏切横断者の意見を募るのも必要と思われる。防犯カメラは各社で設置は進むもののどれだけ防犯効果があるのか検証する必要がある。最近も刃物を使った事件があるだけに防止策だけではなく被害軽減策もとらなくてはならない。ドライブレコーダーも全編成に設置予定であるとは言え今後引退する車両も多いのでどこまで設置が進むのか気になる。
・より環境にやさしい西武鉄道へ
環境目標としてCO2排出量の削減が挙げられていたが、環境指標は他にもあるはずなので複数の目標を設定し意気込みを見せて欲しかった。今年度も40000系の増備が進むが、地下鉄乗入れの40000系は製造費が高くなるので40000系ばかり導入よりも新宿線に地上線専用の新型車両を入れつつ池袋線は40000系と6000系で賄う方が良いと思う。40000系の地下鉄運用増加により新宿線に6000系が回ってくるのも無駄と言える。既存車両も40000系に近づける様既存車両のパートナーゾーン設置も必要だと思う。最近注目されるサステナ車両も具体的な形になっていないが、車両性能の見極めの他2000系を置き換えるとなると相当の車両数となるので車両数の多い形式である事も必須となるが、複数形式になる可能性も高い。
・おでかけしたくなる駅・まちづくりの推進
ここではとしまえん跡地の再開発と西武新宿の地下通路が挙げられていた。としまえん閉園後の新たな施設の開園を控えPR活動が活発となっていた。ラッピング電車を導入したはいいが、3編成もあるので練馬-池袋間の5分間で3編成とすれ違う事もありやり過ぎではないかと感じた。せめてデザインを変える等の工夫はして欲しかった。西武新宿の地下通路は西武新宿とJR新宿を地下通路でつなぐ計画である。現在も地下街で繋がっているが、複雑に入り組んでいるので分かり辛い。町を歩きたい人と乗り換え客の動線を分けて移動し易くなる事を願いたい。その他新宿線の立体工事もあったが、中井-沼袋間と東村山付近は継続案件、井荻-西武柳沢間、野方-井荻間も目立つ情報はなかった。
・次の世代を見据えた技術革新への基盤づくり
無線式列車制御装置、新運行管理システム、転てつ器監視装置等乗客から見えない部分が中心となる。副都心線・東急東横線・相鉄との直通運転開始によるダイヤ乱れに対する対応が必要となるので必須の投資と言える。ダイヤ乱れへの対応力が付けば相鉄直通も見えてくるのではないかと感じた。
今年からバリアフリー料金を徴収する事になったが、目新しいものはなかった。何にどれだけの費用をかけたのか分かり辛く、増収分で新しい事をするのではなく既存の設備投資に増収分を当てているだけと言う印象が強い。収入と費用の明確化が必要だと感じた。
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