を読んだ。マイクル・ムアコック著/井辻朱美訳
エルリックが玉座と許嫁を置いて、希望に燃えて新王国をさまよっていた頃のお話。
砂漠で行き倒れていたエルリックを助けてくれたのは、砂漠の国クォルツァザートの少年アナイだった。彼はエルリックを介抱して傭兵として売り飛ばそうと考えていたのだが、街の有力者ゴー・ファージ卿の目にとまり・・・。
長らく全6巻で完結と思われていたシリーズの続刊。と言ってももちろんあのあとの話というわけではない。ちうかそんなの無理(笑)
本作ではエルリックの閉ざされた国での顛末と旅、そして謎の部族との邂逅が雰囲気良く描かれた後、後半は美女と連れ立ってのエルリック・イン・ドリームランドという趣の冒険が繰り広げられる。
前半のゴー・ファージ卿の典型的悪者ぶりは本シリーズでは珍しいタイプで、なんだか少しエルリックがコナンになったような気がした(笑)
少年アナイの存在もコナンっぽい(笑)
後半のドリームランド(笑)の7つの世界の冒険はいかにも本シリーズっぽいのだが、こういう展開は飽きやすい。しかしどの世界でも特徴的な同じ敵が顔を出したり、ちょこちょこ現れる色々なキャラクターがみんな特徴的だったりで、さすがのムアコック先生は面白く読ませてくれた。
ちうわけで最高に盛り上がるというわけではないのだが、最初から最後まで退屈しないで読める佳作に仕上がっていたと思う。
ちうかシリーズでは長編2作目なんだな。
ところでラストに驚愕の事件が語られるのだが、これってこの他の作品で関わることがあるのだろうか・・・。
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