(
このあと大阪公演がありますので、ネタバレ系の内容は控えます
)
みんな覚えてますってば…
このひとが紡いできた世界観
このひとのこえが持つちょっとだけスパイスが効いた透明感
このひとを通じて繋がったひとたちのこと
このひとの地元がここ船橋であることを
そして何よりこのひとのことを
前週のRYTHEMのお二人に続いての“復活祭”。
舞台は船橋の中心部に構える、船橋市民文化ホール。
演者さんはこちら…
ということで、コロナ禍前の2019年以来、約4年ぶりにリアルなステージへの登場となった奥華子さんであります。
(前回:2019年6月15日@行徳)
https://ameblo.jp/maruyui-otonikki/entry-12483921743.html
実際、この時のツアーを最後に4年近くに及んだ、長い長い“小休止”。
そうやってお休みされていた華子さんが、地元たる船橋からタイトル通りの「Restart」とあらば、当日記筆者としては、しかとその瞬間を見届けにいくわけであります
。
つとに有名なお話の通り、活動のルーツが船橋や津田沼での路上ライブだった華子さん。
現在のスタイルの当日記のルーツも、また同じように船橋や津田沼で路上ライブをされていたUtaco.さんから…。前稿のRYTHEMさんステージ(こちらのお二人は川崎が地元ですね)への出動と比べて、筆者の顔見知りであるひとびとのお姿もよーくわかります。
意外なほど…、いや、当たり前なくらいにみんな覚えているものです
。
そして、覚えているからこそ待ち構えるひとも多く、このステージもまた満員御礼
。
そう、それそれにターニングポイントであったであろうひとの存在は、忘れるわけがないのです。
こちらの公演でも、お祝い花がちゃんと復活
。
そして物販には長蛇の列。サクッと進んでくれれば御の字ではあるものの、こういう光景が戻ってきたんだなぁと改めて実感するわけです
。マフラータオルの柄を模した飾りつけもありまして、、
新キャラ?のリスが登場しています。ちゃんと華子さんのトレードマークの赤めがねをかけて。
“リス”タート…
…多分そんな気がしますが(笑)
筆者の位置は1階後方の、ステージに向かって左端の列。例によってグランドピアノとキーボードが佇むステージでは、ピアノの場面では後ろ姿を見る形になります。若干遠目ではあるものの、本当に久しぶりのステージを一番楽しんでいるはずの華子さんの様子は、この場所からでもよくわかります
。
休止が長くても、聴衆のほうはよーく覚えているものですが、やっぱり4年近くの休止期間を経てのRestartは、演者さんにとっては「大丈夫かなぁ…」となるのは確かで。「地元船橋の伝統あるホールで」とお話があったときによぎった不安も、この場所では語られていきました。
ですが、ステージが進むにつれて、やっぱり華子さん
という雰囲気がすぐに戻ってきたのもまた事実。
曲中は静かな恋愛ソングを中心に、本当にピュアに音と声、そして言葉を楽しむ時間ですが…
こちらも「マスクは任意」と、本来のスタイルがOKとなった場内は、合間のゆるゆるMCも元気に?復活。曲とのコントラストでちょこっとシュールなこのひとのMCは、客席側からの合いの手がないと、やっぱり雰囲気にかけますからねぇ
。Restartのタイミングに間に合ったのは本当に良いことです
。
前週のRYTHEMのお二人の“復活祭”でもそうでしたが、華子さんの“復活祭”も、「伝えたいもの」の軸を一度整理してのステージ。そのあたりも、曲間できちんと語られていきます。売れる売れない、新しいもの、新たなファン層、…。どれも必要なものではあるけれど、そこに縛られてはやはり…なわけです。
みんなのために歌っていく。ただし、肩肘張らずに。
他の方でも時折耳にするフレーズですが、訥々とした華子さんの雰囲気からは、一段とその通りなお姿が伝わって来るわけで。そうなんだよというステージだったわけです
。
4年ぶりに再始動された華子さんのこれからを、筆者ものんびりと肩肘張らずに楽しみたいと思います。
これからもよろしくー
。
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