を読んだ。エドモンド・ハミルトン著/野田昌宏訳
太陽系の人口過多に対しての唯一の解決策としてフューチャーが提案したのは、地球と火星の間に新たな惑星を創造するというとてつもない計画だった。
しかしその計画を密かに妨害しようと誓う男がいた。
彼はハートリー・ブルックスといい、表には出ずに太陽系の居住環境や重工業を牛耳る経済界のボスであり、やがては太陽系の帝王になることを目指していた。
しかしフューチャーの計画が実行されれば政府が主導する大事業となり、彼の独占が破綻してしまうのだ。
カーティスが小惑星の遺跡の調査に向かうことを知ったブルックスは、その機会にカーティスを暗殺するよう部下のカールス・ヴィルスンに命じ・・・。
まず最初の表に出ずに経済界を牛耳っているボスという設定で今回はなかなか渋い敵を出してきたなと思ったのだが、その後もフューチャーメンとブルックスとは別に第3者が絡んできて三つ巴の様相を呈するなど、なかなか凝ったプロットで盛り上がり、ちょっといつもと違うぞと思わされた。
そしてそれはジョオン再登場のシーンで最高潮に達し、演出効きまくりのドラマチックな展開にどうしたハミルトン!?と思って調べてみたら案の定「異次元侵攻軍迫る!」と同じくジョゼフ・サマクスンの著作だった(笑)
しかし「異次元侵攻軍迫る!」とはノリが全然異なり、渋い設定となかなか複雑なプロットで大いに盛り上がり、このままだと大傑作になるのではないかと思ったのだが、後半が少し残念なことに。
まずこの話ではカーティスが記憶を失って1人で行動するのだが、他のメンバーとの再会と記憶が戻るシチュエーションがあまりにもドラマツルギーから離れており、超肩透かし(汗)
ジョオンとの関係もピリピリしていていい感じだったのに・・・(汗)
またラスト近くのアクションシーンは言ってしまえば下手で、ドラマティックな展開が繰り返されているのにあまりにもあっさりした書き方で全然盛り上がらない(汗)
ちうわけで前半はおそろしく面白かったのだが、後半は少し残念な感じだったが、見どころが多くて楽しめた。
ところで本作での惑星創造だが、ノリ的にはクラッシャーの惑星改造みたいだと思ったりもして興味深かった。
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