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2023年04月26日12:03
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動物関連ニュース！ レッサーパンダの風太 飼育下と野生下でのラッコ、スヌーピーにそっくりな犬 他人気のピカチュウヘルメット
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今回の話題は、第1章にポケモンのピカチュウ関連商品を、第2章に最新4月25日から26日付け動物関連ニュースを取り上げる。90年代後半にゲームボーイソフトで一躍ブームになったポケモンは、2020年代大々的なゲーム大会が開催されるに至った。競技者たちが使用するピカチュウの柄が入ったヘルメットが、ツィッターでトレンド入りするほど、大盛況だった。
動物関連では、インスタで話題のスヌーピーそっくりな犬と日本の水族館で姿を消しつつあるラッコ、かつて一誠を風靡したレッサーパンダの風太である。動物園や水族館は、SNSを通して、飼育種の日常を写真付きで発信することにより、来場者の獲得に励む。間もなくゴールデンウィーク、館内は一段と混雑が予想されている。
前回の動物関連日記 2023年2月19日付 シャンシャンが中国へ帰る日 奈良のシカに若葉を寄付 画像作成ＡＩにウミネコを描かせる 中高生が就きたい職業ランキング 新型コロナとインフル情報
https:/
前回のゲーム関連イベント日記 2023年1月13日付 桃鉄とJR東海のコラボイベント うまい棒と日本経済史 2023年1月11日に発表されたうまい棒総選挙の結果 他インフルエンザ情報 https:/
目次
・第1章 ピカチュウのヘルメット
・第2章 動物関連ニュース！4月25日、26日付け
� ．ぅ鵐好織哀薀爐馬誕蠅離好漫璽圈叱�
�◆／綢牡曚妊薀奪海凌瑤�激減
�� 懐かしのレッサーパンダの風太
第1章 ピカチュウのヘルメット
株式会社ポケモンは25日、横浜DeNAベイスターズと提携イベント「ポケモンワールドチャンピオンシップス2023」に向けて、記念商品開発に勤しむ。6月30日から7月2日にスペシャルイベント「ポケモンボールパーク ヨコハマ」の初開催に向けて、開発商品の一つ「ピカチュウヘルメット」が公開された。非売品で、競技者のみに配布される。ネット上では「そこは販売してよ…」「自転車用でほしかった」「草野球で使いたいから販売検討して！」と商品化を願う声がやまなかった。ツイッターでは「ピカチュウヘルメット」がトレンド入りしている。
【写真】ピカチュウヘルメット
「ポケモンボールパーク ヨコハマ」は、ポケモンのゲームの頂点を決める世界大会である。競技者は、3日間の日程で“ピカチュウヘルメット”と“ピカチュウキャップ”を着用して戦いに挑む。競技を見守る観衆には、イベント主催者からピカチュウデザインのサンバイザーが配布される。
初開催の「ポケモンボールパーク ヨコハマ」では、ピカチュウが応援団の役割となり、選手達の戦いを間近から見つめる。
確かにヘルメットは、競技者のみに与えられた特権、一般向けにはピカチュウキャップが用意された。
ポケモンのピカチュウは、アニメの世界でも、大きく取り上げられた。90年代後半のゲームボーイソフトでのブームから四半世紀、2020年代も若者たちを魅了している。
詳細記事 ファミ通.com 2023年4月25日付け https:/
第2章 動物関連ニュース 4月25日、26日付け
� ．ぅ鵐好織哀薀爐馬誕蠅離好漫璽圈叱�
インスタグラムにて、スヌーピーそっくり犬が、大きな反響を呼んでいる。ユーザーから「つい実写映画が出来る」との驚きの声が寄せられ、160万の良いねがついた。掲載元のアメリカの一大誌「ニューヨーク・ポスト」が報じている。
モデルになった犬の名前はオスのベイリー、アメリカのとある一般住宅で飼育され、5月4日に2歳を迎える。品種は「ミニ・シーパドゥードル」という。オールド・イングリッシュ・シープドッグとミニチュア・プードルのミックス種である。
オスのベイリーが有名になったきっかけは、SNSだった。プードルとの間にできたミックス犬について投稿しているInstagramアカウント「doodledogsclub」に掲載された2023年4月10日の投稿写真が運命を変えた。日本時間4月25日時点で36万のフォワーがつき、たちまち新聞にも取り上げられた。昨年11月30日には、同アカウントでベイリーの両親の写真が投稿されている。黒・茶・白色のプードルと、白・グレー色のシープドッグの写真とともにベイリーの姿が写っていた。
インスタグラムやツィッター、Tiktokを含め、ＳＮＳで国を超えて、動画や写真を共有できるようになった。異なる人種や国を超えて繋がるコンテツは、大きな可能性を秘めている。
詳細 画像 掲載元 Tech insight 2023年4月25日付け
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長毛のスヌーピーそっくり犬が話題に 「ついに実写映画ができる！」ファンら（米）＜動画あり＞
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�◆／綢牡曚妊薀奪海凌瑤�激減
国内の水族館で人気のラッコが、今急速に数を減らしている。飼育している館では、ラッコをモチーフにしたぬいぐるみやキーホルダーなど商品化されるほど、来場者の注目度が高い。グッズ売上は、水族館の運営費として計上される。維持・管理、人件費を支えていた。
今、飼育頭数の減少により、国内の水族館から姿を消しつつある。飼育頭数は1990年代は120頭、この30年で飼育種の寿命により亡くなると、新たに子供が育たず、減少傾向に歯止めがかからなかった。現在福岡県の1施設と三重県の2施設にそれぞれ1頭ずつ、国内計3施設、合計3頭にとどまる。
写真＝ラッコのリロ 2023年3月5日撮影、3月30日に16歳の誕生日を迎える。マリンワールドにて 掲載元 同館ホームページより https:/
日本動物園水族館協会（東京）によると、水族館のラッコ飼育暦は41年にのぼる。最初に導入されたのは、1982年に伊豆・三津シーパラダイスである。続く84年に、首都圏で初となる東京都豊島区池袋駅に程近いサンシャイン水族館（東京）にてお披露目された。80年代から90年代にかけて、公共資金によって支えられる水族館の経営体制は良好だった。一般の人々も給料が上がるにつれて、仕事の休みの日に、水族館に足を運ぶ余裕が出来たのである。顧客を獲得するべく、各水族館とも人気の動物を海外から輸入する。ラッコは目玉の一つだった。86年12月から91年3月まで続いたバブル期、続々と新しい施設がオープンした。大都市臨海部の再開発により、兵庫県神戸市立須磨海浜水族園（87年）、大阪府大坂市にある大阪・海遊館（90年）、横浜・八景島シーパラダイス（93年）などの大型水族館が開業した。
バブル後は、政府の資金に余裕が無くなり、開業ラッシュから一息ついた頃。ラッコの飼育頭数は、ピーク時の94年に122頭にのぼった。
今、ラッコを取り巻く現状が厳しさをましている。その原因は、野生種が絶滅の危機に立たされているからである。防水性のある毛皮獲得のために二次大戦前から、人によって狩りつくされた。西暦2000年に国際自然保護連合（IUCN)が絶滅危惧種に指定した。続いて、ワシントン条約により、国際取引に規制がかかったのである。米国から98年に、ロシアからは2003年に、輸入禁止措置が下された。
水族館や動物園を含めて、日本国内の飼育種は、1994年の122頭から、西暦2000年に88頭まで減少した。2011年に30頭、17年に10頭まで急減した。首都圏では、2018年にアクアワールド茨城県大洗水族館の個体を最後に、姿を消したのである。
輸入が禁止されている以上、国内の飼育種同士の繁殖も試された。少数の成功例があったものの、生存期間が短かく、世帯交代に失敗したのである。過去に福岡県福岡市のマリンワールド海の中道で、飼育種の繁殖により、9頭の赤ちゃんが生まれた。うち6頭は数週間から1年ほどで亡くなった。
残る3頭は鳥羽水族館（三重県）のメスの15歳のキラと18歳のメイ、マリンワールド海の中道のオスの16歳のリロである。飼育下では米国の水族館で28歳の記録を持つ。野生のラッコの寿命は、平均オスは10〜15歳、メスは15〜20歳と推定される。
写真＝鳥羽水族館で飼育されているキラとメイ 掲載元 rashiku like 2023年3月6日付け https:/
国内の3頭は高齢から繁殖は厳しい。日本国内での飼育種の減少にまったがかからず、もはや打つ手無しの状態だ。
日本国内でラッコを飼育するには、海外からの理解を得て、導入する必要がある。規制の網をどう潜り抜けるのか、研究機関と政府の交渉能力にかかっている。
野生種については、現在日本では北海道の根室沖合い霧多布岬付近に現れている。20世紀初めには、乱獲から日本列島の沖合いから全く観察できなくなった。2014年に根室市のモユルリ島の沿岸で、２０１８年に霧多布岬で繁殖したのである。暖かいアメリカ西海岸のロサンゼルス沖合いから、北上して、ベーリング海を経由して、北海道沖合いに漂着したと推測されている。2022年にも霧多布岬沖合いで、赤ちゃんを抱く母親の姿があった。ホッキ貝やホタテ貝、カニ、タコ、ウニなど、豊富な餌に支えられ、定着したとみられている。
写真＝2022年5月11日、岬沖合いで誕生した9匹目の赤ちゃんを抱く母親 提供元北海道新聞 掲載元 HOKKAIDO LOVE! 2022年5月27日付より
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飼育種は激減する中、霧多布で着実に次の世代へと命を繋いでいる。絶滅危惧種に指定されたラッコを、人々は遠くから暖かく見守っている。
霧多布岬のラッコに関する記事 北海道新聞 2022年6月24日付け
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水族館で激減するラッコに関する詳細記事 朝日新聞デジタル 2023年4月25日付 https:/
�� 4月26日付け なつかしのレッサーパンダの風太
かつて千葉県千葉市にある千葉動物園で、西暦2005年に二本足で立ち上がるレッサーパンダが、連日テレビで取り上げられるほど、大盛況だった。その名はオスの風太、当時はわずか2歳、子供らしくやんちゃで、好奇心が強く、物をよくみるため、手を広げながら、後ろ足で立ち上がっていた。
写真＝2015年4月、11歳時の風太 掲載元 千葉日報 2015年5月31日付け記事 https:/
我々人間の二足歩行と共通する行動から、たちまち来園者の目をひきつける。動物園の顔となった風太も、年齢を重ね、今年7月5日に20歳を迎える。人間にたとえると、80歳を超える高齢者に相当する。さすがに足腰の機能が衰え、静かに過ごす時間が多くなったという。
種の保存のためにも、風太はしっかりと仕事をした。妻チィチィとの間で１０匹の子供を残し、2020年まで孫31匹、ひ孫20匹、玄孫8匹になる。
2003年生まれの妻チィチィは、2015年に12歳の若さで亡くなった。愛妻を失っても、風太は元気に過ごしていた。
千葉動物園では、20歳を記念した風太のフォトブックを発売し、記念イベントの開催を決めた。既に20歳を祝うロゴマークが、公開された。若い頃の立ち姿を添えている。
写真＝20歳記念ロゴ 千葉動物園より
今年4月16日から、体調不良により、一時展示を休止していた。スタッフによると、体調面では心配がなく、療養期間を経て、再び一般の人々の前にお披露目するという。
動物園の飼育種は、時にアイドル顔負けの人気になる。国内の飼育種で３頭まで激減したラッコを含め、飼育種全般において、高齢化に拍車がかかった。地球温暖化による環境変動により、野生種においても生存に危機に直面した。動物園は、今人工繁殖を通して、種の保護に一役かっている。我々人間の世界と同じく、少子高齢化を切り抜ける方法を模索している。
詳細記事 讀賣新聞オンライン 2023年4月23日 13時21分付け
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■立てなくても…レッサーパンダ風太まもなく祝20歳 人間なら90歳
(朝日新聞デジタル - 04月26日 11:20)
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動物関連では、インスタで話題のスヌーピーそっくりな犬と日本の水族館で姿を消しつつあるラッコ、かつて一誠を風靡したレッサーパンダの風太である。動物園や水族館は、SNSを通して、飼育種の日常を写真付きで発信することにより、来場者の獲得に励む。間もなくゴールデンウィーク、館内は一段と混雑が予想されている。
前回の動物関連日記 2023年2月19日付 シャンシャンが中国へ帰る日 奈良のシカに若葉を寄付 画像作成ＡＩにウミネコを描かせる 中高生が就きたい職業ランキング 新型コロナとインフル情報
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前回のゲーム関連イベント日記 2023年1月13日付 桃鉄とJR東海のコラボイベント うまい棒と日本経済史 2023年1月11日に発表されたうまい棒総選挙の結果 他インフルエンザ情報 https:/
目次
・第1章 ピカチュウのヘルメット
・第2章 動物関連ニュース！4月25日、26日付け
� ．ぅ鵐好織哀薀爐馬誕蠅離好漫璽圈叱�
�◆／綢牡曚妊薀奪海凌瑤�激減
�� 懐かしのレッサーパンダの風太
第1章 ピカチュウのヘルメット
株式会社ポケモンは25日、横浜DeNAベイスターズと提携イベント「ポケモンワールドチャンピオンシップス2023」に向けて、記念商品開発に勤しむ。6月30日から7月2日にスペシャルイベント「ポケモンボールパーク ヨコハマ」の初開催に向けて、開発商品の一つ「ピカチュウヘルメット」が公開された。非売品で、競技者のみに配布される。ネット上では「そこは販売してよ…」「自転車用でほしかった」「草野球で使いたいから販売検討して！」と商品化を願う声がやまなかった。ツイッターでは「ピカチュウヘルメット」がトレンド入りしている。
【写真】ピカチュウヘルメット
「ポケモンボールパーク ヨコハマ」は、ポケモンのゲームの頂点を決める世界大会である。競技者は、3日間の日程で“ピカチュウヘルメット”と“ピカチュウキャップ”を着用して戦いに挑む。競技を見守る観衆には、イベント主催者からピカチュウデザインのサンバイザーが配布される。
初開催の「ポケモンボールパーク ヨコハマ」では、ピカチュウが応援団の役割となり、選手達の戦いを間近から見つめる。
確かにヘルメットは、競技者のみに与えられた特権、一般向けにはピカチュウキャップが用意された。
ポケモンのピカチュウは、アニメの世界でも、大きく取り上げられた。90年代後半のゲームボーイソフトでのブームから四半世紀、2020年代も若者たちを魅了している。
詳細記事 ファミ通.com 2023年4月25日付け https:/
第2章 動物関連ニュース 4月25日、26日付け
� ．ぅ鵐好織哀薀爐馬誕蠅離好漫璽圈叱�
インスタグラムにて、スヌーピーそっくり犬が、大きな反響を呼んでいる。ユーザーから「つい実写映画が出来る」との驚きの声が寄せられ、160万の良いねがついた。掲載元のアメリカの一大誌「ニューヨーク・ポスト」が報じている。
モデルになった犬の名前はオスのベイリー、アメリカのとある一般住宅で飼育され、5月4日に2歳を迎える。品種は「ミニ・シーパドゥードル」という。オールド・イングリッシュ・シープドッグとミニチュア・プードルのミックス種である。
オスのベイリーが有名になったきっかけは、SNSだった。プードルとの間にできたミックス犬について投稿しているInstagramアカウント「doodledogsclub」に掲載された2023年4月10日の投稿写真が運命を変えた。日本時間4月25日時点で36万のフォワーがつき、たちまち新聞にも取り上げられた。昨年11月30日には、同アカウントでベイリーの両親の写真が投稿されている。黒・茶・白色のプードルと、白・グレー色のシープドッグの写真とともにベイリーの姿が写っていた。
インスタグラムやツィッター、Tiktokを含め、ＳＮＳで国を超えて、動画や写真を共有できるようになった。異なる人種や国を超えて繋がるコンテツは、大きな可能性を秘めている。
詳細 画像 掲載元 Tech insight 2023年4月25日付け
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長毛のスヌーピーそっくり犬が話題に 「ついに実写映画ができる！」ファンら（米）＜動画あり＞
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�◆／綢牡曚妊薀奪海凌瑤�激減
国内の水族館で人気のラッコが、今急速に数を減らしている。飼育している館では、ラッコをモチーフにしたぬいぐるみやキーホルダーなど商品化されるほど、来場者の注目度が高い。グッズ売上は、水族館の運営費として計上される。維持・管理、人件費を支えていた。
今、飼育頭数の減少により、国内の水族館から姿を消しつつある。飼育頭数は1990年代は120頭、この30年で飼育種の寿命により亡くなると、新たに子供が育たず、減少傾向に歯止めがかからなかった。現在福岡県の1施設と三重県の2施設にそれぞれ1頭ずつ、国内計3施設、合計3頭にとどまる。
写真＝ラッコのリロ 2023年3月5日撮影、3月30日に16歳の誕生日を迎える。マリンワールドにて 掲載元 同館ホームページより https:/
日本動物園水族館協会（東京）によると、水族館のラッコ飼育暦は41年にのぼる。最初に導入されたのは、1982年に伊豆・三津シーパラダイスである。続く84年に、首都圏で初となる東京都豊島区池袋駅に程近いサンシャイン水族館（東京）にてお披露目された。80年代から90年代にかけて、公共資金によって支えられる水族館の経営体制は良好だった。一般の人々も給料が上がるにつれて、仕事の休みの日に、水族館に足を運ぶ余裕が出来たのである。顧客を獲得するべく、各水族館とも人気の動物を海外から輸入する。ラッコは目玉の一つだった。86年12月から91年3月まで続いたバブル期、続々と新しい施設がオープンした。大都市臨海部の再開発により、兵庫県神戸市立須磨海浜水族園（87年）、大阪府大坂市にある大阪・海遊館（90年）、横浜・八景島シーパラダイス（93年）などの大型水族館が開業した。
バブル後は、政府の資金に余裕が無くなり、開業ラッシュから一息ついた頃。ラッコの飼育頭数は、ピーク時の94年に122頭にのぼった。
今、ラッコを取り巻く現状が厳しさをましている。その原因は、野生種が絶滅の危機に立たされているからである。防水性のある毛皮獲得のために二次大戦前から、人によって狩りつくされた。西暦2000年に国際自然保護連合（IUCN)が絶滅危惧種に指定した。続いて、ワシントン条約により、国際取引に規制がかかったのである。米国から98年に、ロシアからは2003年に、輸入禁止措置が下された。
水族館や動物園を含めて、日本国内の飼育種は、1994年の122頭から、西暦2000年に88頭まで減少した。2011年に30頭、17年に10頭まで急減した。首都圏では、2018年にアクアワールド茨城県大洗水族館の個体を最後に、姿を消したのである。
輸入が禁止されている以上、国内の飼育種同士の繁殖も試された。少数の成功例があったものの、生存期間が短かく、世帯交代に失敗したのである。過去に福岡県福岡市のマリンワールド海の中道で、飼育種の繁殖により、9頭の赤ちゃんが生まれた。うち6頭は数週間から1年ほどで亡くなった。
残る3頭は鳥羽水族館（三重県）のメスの15歳のキラと18歳のメイ、マリンワールド海の中道のオスの16歳のリロである。飼育下では米国の水族館で28歳の記録を持つ。野生のラッコの寿命は、平均オスは10〜15歳、メスは15〜20歳と推定される。
写真＝鳥羽水族館で飼育されているキラとメイ 掲載元 rashiku like 2023年3月6日付け https:/
国内の3頭は高齢から繁殖は厳しい。日本国内での飼育種の減少にまったがかからず、もはや打つ手無しの状態だ。
日本国内でラッコを飼育するには、海外からの理解を得て、導入する必要がある。規制の網をどう潜り抜けるのか、研究機関と政府の交渉能力にかかっている。
野生種については、現在日本では北海道の根室沖合い霧多布岬付近に現れている。20世紀初めには、乱獲から日本列島の沖合いから全く観察できなくなった。2014年に根室市のモユルリ島の沿岸で、２０１８年に霧多布岬で繁殖したのである。暖かいアメリカ西海岸のロサンゼルス沖合いから、北上して、ベーリング海を経由して、北海道沖合いに漂着したと推測されている。2022年にも霧多布岬沖合いで、赤ちゃんを抱く母親の姿があった。ホッキ貝やホタテ貝、カニ、タコ、ウニなど、豊富な餌に支えられ、定着したとみられている。
写真＝2022年5月11日、岬沖合いで誕生した9匹目の赤ちゃんを抱く母親 提供元北海道新聞 掲載元 HOKKAIDO LOVE! 2022年5月27日付より
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飼育種は激減する中、霧多布で着実に次の世代へと命を繋いでいる。絶滅危惧種に指定されたラッコを、人々は遠くから暖かく見守っている。
霧多布岬のラッコに関する記事 北海道新聞 2022年6月24日付け
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水族館で激減するラッコに関する詳細記事 朝日新聞デジタル 2023年4月25日付 https:/
�� 4月26日付け なつかしのレッサーパンダの風太
かつて千葉県千葉市にある千葉動物園で、西暦2005年に二本足で立ち上がるレッサーパンダが、連日テレビで取り上げられるほど、大盛況だった。その名はオスの風太、当時はわずか2歳、子供らしくやんちゃで、好奇心が強く、物をよくみるため、手を広げながら、後ろ足で立ち上がっていた。
写真＝2015年4月、11歳時の風太 掲載元 千葉日報 2015年5月31日付け記事 https:/
我々人間の二足歩行と共通する行動から、たちまち来園者の目をひきつける。動物園の顔となった風太も、年齢を重ね、今年7月5日に20歳を迎える。人間にたとえると、80歳を超える高齢者に相当する。さすがに足腰の機能が衰え、静かに過ごす時間が多くなったという。
種の保存のためにも、風太はしっかりと仕事をした。妻チィチィとの間で１０匹の子供を残し、2020年まで孫31匹、ひ孫20匹、玄孫8匹になる。
2003年生まれの妻チィチィは、2015年に12歳の若さで亡くなった。愛妻を失っても、風太は元気に過ごしていた。
千葉動物園では、20歳を記念した風太のフォトブックを発売し、記念イベントの開催を決めた。既に20歳を祝うロゴマークが、公開された。若い頃の立ち姿を添えている。
写真＝20歳記念ロゴ 千葉動物園より
今年4月16日から、体調不良により、一時展示を休止していた。スタッフによると、体調面では心配がなく、療養期間を経て、再び一般の人々の前にお披露目するという。
動物園の飼育種は、時にアイドル顔負けの人気になる。国内の飼育種で３頭まで激減したラッコを含め、飼育種全般において、高齢化に拍車がかかった。地球温暖化による環境変動により、野生種においても生存に危機に直面した。動物園は、今人工繁殖を通して、種の保護に一役かっている。我々人間の世界と同じく、少子高齢化を切り抜ける方法を模索している。
詳細記事 讀賣新聞オンライン 2023年4月23日 13時21分付け
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■立てなくても…レッサーパンダ風太まもなく祝20歳 人間なら90歳
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