を読んだ。
マイクル・ムアコック著/井辻朱美訳
カーラークのエルリックの宮殿に賊が侵入し、ザロジニアを誘拐した。
残された手がかりはエルリックの術によって賊の死体が語った謎めいた詩のみ。
それには大洋の彼方での戦争という言葉が含まれており、エルリックは大国ダリジョールとパン・タンが手を組んで他の国々に戦端を開こうとしているという噂の西方に向かうが、それは世界の終わりの始まりだった・・・。
非常に印象的なイメージが多数散りばめられた力作。
しかし本作ではエルリックの次の行き先を指示する存在があるので、お使いRPGっぽくもあったりする(笑)
ただしそうしてエルリックがお使いに走り回る世界はあまりにも悲惨な状態すぎて全然RPGっぽくないが(笑)
前述の印象的なイメージだが、これは本当に革新的といえるほどで、例えば世界の崩壊ぶりはシン・エヴァンゲリヲンのごとしだし、「白き神々」の降臨はデビルマンのラストみたい。
他にも「兄弟たち」とか、インパクトのあるイメージがとても多い。
で、面白かったかというとそれはまた別問題(笑)で、あまりにもエルリックが宿命に縛られすぎているので意外な展開というのが全然無いのと、化夢宇留仁的にはなによりアリオッチの退場の仕方がちょっと・・・。
まさに終わらせるための物語という感じで、このへんもシン・エヴァンゲリヲンっぽい(笑)
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