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2023年01月27日23:31
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ヒビノキ808（01月22日〜01月28日までの１週間／週前半）
2023/01/22〜2022/01/28までの日曜日〜水曜日の週前半の日記です。
■2023/01/22/日
21（土）に都内でオフライン・セッション――。
『ダンジョンズ ＆ ドラゴンズ 第５版』の『スターターセット：竜たちの島ストームレック』のDM（GM）をさせてもらいました。
https:/
参加したメンバーは感染対策ともども協力ありがとうございました。今年もよろしくお願いします。気絶状態（HP０）が２人もでるとはな。
●登場キャラクター（50音順）
▼PC� ．ぅ屮� ハーフオーク/モンク1
大抵のモンクとはことなり素早さでなく筋力で敵を打つ豪腕モンク。中の人にはめずらしく今回１番ダイス目がよかったが気絶する。
▼PC�◆．好蕁愁瀬襦Ε侫．ぅ▲侫�ージ ゴールド・ドワーフ/クレリック1
鍛冶の領域へ属し、いきなり「＋１武器」と「＋１防具」が作成できてしまうドワーフ。回復役であり補助役であり戦闘役であり大安定。
▼PC�� ドーン・グレイ・キャッスル ヒューマン/ファイター1
英雄をめざす浅黒い肌の船乗りの青年。竿状武器を使う少々かわったビルドにより開始１レベルからいきなり２回攻撃が可能。だが気絶する。
▼PC�ぁ．椒ぅ蕁� ディープ・ノーム/ローグ1
アンダーダークに棲む希少なディープ・ノームのローグ。仇敵のコボルドと言い争ったり、自身が追う目標と交流するなど今回は主役の立ち位置。
▼PC�ァ．泪薀蕁Ε瓮襯蕁Ε▲蹈� ムーン・エルフ/ウィザード1
エルフたちが伝承する秘密のウィザード流派ブレードシンガーの使い手。近接戦闘と呪文を操り戦う。エルフ流掃除で島のコボルドを魅了する。
●プレイの内容
（１）
“北方”を震撼させることになった“巨人騒動”*1から約２か月後――真冬月の冬中日*2――新年最初の祝日も過ぎた。人々が“巨人騒動”の被害回復に乗り出した今年、５人の冒険者たちも大洋の光景に自身の希望を重ね合せ、ネヴァーウィンター*3を船で繰り出した。めざすは人里離れた修道院“竜の安らぎ”の建つストームレック島。*4５人の冒険者たちはそれぞれ島へ向う目的があった。
酒場の炉端へと集まる人生も種族もことなる５人。その５人が同じ目的の場所へ向う。運命だと感じた。５人は“巨人騒動”平定に力を貸し、吟遊詩人が唄に歌う冒険者たちを夢に見る。自分たちもなれるかもしれない。そんなサーガの英雄に――。*5 そうしてじつに５分後、PCは遭難していた。帆もなく、櫂もなく、新年の吹き荒ぶ海風の中を小舟が漂う。そばでは乗船していた船の船体が海の藻屑と化し沈んだ。
（２）
この感想は去年12月16日に発売になった『スターターセット』掲載のアドベンチャー「竜たちの島ストームレック」の内容をあつかう。以後の感想は若干のネタバレをふくむ。本作を遊ぶ予定のPLとDMは十分注意をしてほしい。去年11月に我々のサークルは未訳の大型アドベンチャー『Storm King's Thunder』を終了した。このアドベンチャーは新規キャラクターで開始するあらたなキャンペーンだ。*6
詳細は※７を参照。このため我々サークルの設定では“北方”でジャイアントらが暴れ回った“巨人騒動”の直後から開始した。さて冒頭の遭難だが、この遭難は自身の脚色だ。本来ネヴァーウィンターを出た船は無事にストームレック島へ辿り着く。初心者向けプレイセット。安心をしてほしい。*8ただ、それでは少々つまらないしアドベンチャーの以後の展開に「遭難」をからめたかったのだ。*9
（３）
くわえて説明しておくが、この感想のキャラクターは「プレイセットにある作成済みキャラクターではない」。*10 基本ルールブックとサプリメントで使い作成した独自のキャラクター」だ。さてPCの乗る水没寸前の小舟は、なんとかストームレック島に到着した。桟橋に舳先をごつんとぶつけた瞬間、息絶え沈む船。崖をつづら折りに這う坂には穴を掘った住居と海風へと耐える建物がみえた。
あれが修道院“竜の安らぎ”か？ PCは坂を上り建物をめざす。そのPCを水面から這い出た死者が襲う。船員の格好のゾンビたちだ。*11 竿状武器で２回攻撃し間合いに入れば「機会攻撃」するドーン、*12 クリティカルでダメージダイスが増加するイブル、*13 そもそも死者の天敵のスラーダル、*14 安定の急所攻撃でダメージが高いボイラー、*15 いわゆる魔法剣技の使い手のマララの活躍は上々。*16
（４）
冒険最初の戦闘――通称「１期」に続く「２期」の初陣は見事な戦果。*17 そうしてPCは修道院“竜の安らぎ”の長老リアラ*18 と９体のコボルドをふくめた住人と顔を合わす。D&Dにおいてドラゴンと関係あるコボルドは、*19 一部、平和的な穏健派もいるが大抵はPCの敵だ。そのコボルドの登場――しかも個性あふれる性格と素性――をふくめ、本作からは現在のD&Dの時代性と多様性を感覚する。*20
以後PCが向う島の洞窟で暮すキノコ型人型種族マイコニド*21 たちとの交流をふくめ、以前のように単純に悪のクリーチャーを倒す「D&D Fight Club」*22 ――戦闘解決――にはなっていない。実際、自身も９人のコボルドをたのしくロールプレイさせてもらったし、PL／PCはマララの「エルフ流掃除」を呼び水に９人へ愛着をもって関っていった。*23 この時点でゲームプレイの成功は約束されたも同然だ。*24
（５）
PCは９体のコボルドと交流しながら、修道院の様子を見聞きし、僧房を１つ借り受け滞在の準備をととのえる。そうして翌朝、修道院で暮すタラクがPCに依頼をもちかけるた。タラクは島に住むマイコニドと取り引きをしていたが、*25 そのマイコニドたちが最近取引にあらわれない。タラクは冒険者に原因調査を頼む。このときボイラーはタラクの首へと隠れる犯罪／盗賊ギルドの刺青に注目した。*26
本作には簡単だがPCがストームレック島に来た「個人的動機」が設定してある。*27 ボイラーの目的は「ギルドの金を横領し姿を消した犯人と財宝の追跡」。素性を探るボイラーにタラクは依頼を解決できたら説明すると約束をした。*28 PCはマイコニドが住む島の洞窟へ修道院の小舟を借り向う。このアドベンチャ―最初の冒険だ。*29 洞窟は発光性のキノコが光る不思議な場所であった。
（６）
「この満潮時と干潮時でマップがかわるダンジョン初心者にはむずかしすぎじゃないですかね」「えっ？ ４回攻撃する相手が４体？」「やだーー。DMダメージダイス1d８ふってる！」「いまので死にました（【HP】０）」。さすがはD&D 5e。やっぱりヒリヒリした戦闘だぜ……ってだいじょうぶかこれ？*30 「殺しに来てる」とPL／PCはギャーギャーいいながらもダンジョン踏破を満喫していく。*31
（４）でも話題にしたが、このD&D 5eらしさと同時にマイコニドというクリーチャーと交流する展開が大変ユニーク。心と心で会話する独特な文化と習性を持つ奇妙な種族の登場は新鮮で興味をそそるものだった。*32 PCはマイコニドの長に洞窟の異変を聞き、問題の部屋へ。その場所は元素界と物質界の飛び地であった。*33 元凶の蒸気の竜と火の蛇にPCは勝利。*34 正常な洞窟を取り戻す。
●脚注
※１ 『Storm King's Thunder』を参照。ジャイアント種族筆頭の大王が姿を消し、その空白の玉座をめぐり『ダンジョンズ＆ドラゴンズ』を代表する６種のジャイアント種族が様々な目的で“北方”に動乱を巻き起す。D&D 5eのタイムラインにおける「正史」をあつかった大型アドベンチャー。
※２ ふゆなかのひ。フェイルーン（フォーゴトン・レルム全土）に住む人々が一般に使用しているハープトス暦において１月最初の祝日。なお１月はハンマー月と呼ぶ。その通称は“真冬月”だ。フォーゴトン・レルムの１ヶ月はすべて30日。
※３ 約50年前の火山の噴火によってほとんど破壊されてしまい、かつ都市と都市を二部する“大裂溝”が出現。デーモンの住む九層地獄へと一部がつながってしまった都市。これらの問題は５版では解決されたが、現在ネヴァーウィンターは復興の最中で、その混乱ゆえ危険とチャンスが多く、様々な人々や種族を引き付ける。
※４ ネヴァーウィンターから5.6km地点の洋上に存在する岩だらけの島。 この場所で死亡した、偉大な赤竜シャルスが島の地下で眠り、影響をあたえ続けているといわれている。ちなみに５版以前にストームレック島は存在してはいない。「スーターターセット」が初出だ。 D&Dで突然なにかの地形が誕生するのは“よくある”。
※５ 公式の大型アドベンチャーを完結／達成したキャラクターは、実際、大抵が英雄にふさわしい偉業を成し遂げる。
※６ ※10も参照。『スターターセット』にはウィザード、クレリック、ファイター、パラディン、ローグの５体の作成済みキャラクターか同梱してある。これによって３レべルまで遊ぶ事ができる。
※７ https:/
※８ ただ※30の状況をみると自信はないのだが……。
※９ この意味は次回以降の感想（未定）を参照。ちなみに「スターターセット」のアドベンチャーは２回か３回程度のゲームプレイで完結できる分量である。
※10 ※６も参照。「では独自のキャラクターが強力か？」といえばそうではない。実際「スターターセット」の作成済みキャラクターは、最適化により大変バランスの良いパーティーにしあがっている。
※11 ※９も参照。船員の恰好のゾンビたちの出現は「スターターセット」のアドベンチャーの内容に関係している。D&D 5eのゾンビたちは【HP】が０まで低下したとき特定条件の【耐久力】セーヴに成功をすると【HP】が１まで回復して行動を継続する。
※12 竿状武器に関る特技「長柄の使い手」で間合いと同時に攻撃回数を１回増加させ、かつ間合いに侵入した目標に１回の攻撃（機会攻撃）をすることができる。
※13 ハーフオークは“猛攻”の種族特徴によってクリティカルヒットしたとき武器のダメージダイスを＋１個追加することができる。
※14 信仰呪文の攻撃呪文は種別が「光輝」に指定してある場合が大半だ。そうして大抵のアンデッドは「光輝」ダメージに脆弱性（ダメージダイス２倍）を持つ。
※15 ローグは自身の攻撃のときに「急所攻撃」を使用しダメージを1d６増加させることができる。この追加ダメージは最後には10d6にもなる。
※16 マララは秘術魔法と剣術流派を兼ね合せて近接戦闘が可能なブレードシンガーと呼ぶ秘密の流派の使い手だ。また近接戦闘専用呪文をいくつか取得している。
※17 「俺たち強くね？」（錯覚であった模様）。※34も参照。
※18 きつく縛り編み上げた灰色の髪と、はしばみ色の瞳を持つ老女。“竜の安らぎ”の筆頭。人々は“長老”と呼ぶ。
※19 本当はコボルドらがそう思い込むだけだ。ただ神話においてコボルドの信仰する神格カートゥルマクは悪竜の神格ティアマトの臣下であった。
※20 D&Dは世界的なゲームだ。 実際アメリカを中心に“文化”の文脈に近く、注目度と影響力は非常に高い。より簡単にいえば「TRPGなる商品としての“規模”が違う」。そしていわれなき中傷へとさらされたこともある。そのD&Dが現在の複雑な時代に「あらゆるクリーチャーを悪とみなし倒す／殺す内容」や「マイノリティへの無視と拒絶」ができなくなったことは当然なのである。
※21 キノコの姿形を取る人型種族や知的生命は、ファンタジーやＳＦではポピュラーだが、マイコニドの名称と設定はまさにD&Dが原点のオリジナルモンスターだ。 マイコニドは周囲へとばらまく胞子で、自身以外の別の種族をふくめ心と心で会話する。また特定集団の精神はすべてつながっていて、意識／記憶／体験をすべて共有する。マイコニドは非暴力的種族で、平穏を愛し、闘争を嫌う。
※22 一部において「戦闘のみしかないというD&Dへの揶揄の一種」（もちろんそんなことはない）。コボルドの登場や特異なクリーチャーとの交流を設置している本作は冒険をユニークなものにしている。戦闘だけではない。
※23 実際、PL／PCは（５）から解説しているマイコニドの暮す洞窟へ、コボルドを舟守として連れて行ったりしていた。
※24 TRPG体験の「成功」に重要なものは「結果」より「過程」。今回のコボルドとの交流のように、目立った場面／たのしい場面の「過程」がないと、シナリオに「成功」しようとぼんやりした印象になってしまう。
※25 タラクは心笠茸（こころかさだけ）というヒーリング・ポーションの材料に使うキノコをマイコニドと取引していた。
※26 詳細はネタバレ防止のために省略させてもらう。とにかくタラクが首へと隠した刺青は、ある盗賊／犯罪ギルドをあらわすものだった。
※27 漠然としたものや明確なものもあり様々。
※28 キャラクターが持つ「個人的動機」を「どう解決／処理するかはDMの裁量」にまかされる。なお、この「個人的動機」は作成済みキャラクターの背景に対応している。詳細は「スターターセット」の作成済みキャラクターシートを参照。今回はモンクにパラディンの「個人的動機」を担当してもらい、それ以外はクラスが一致しているので、本来のクラスごとの「個人的動機」を担当してもらった。
※29 このアドベンチャーは主に３つの章へと分れる。その最初の一章だ。
※30 マイコニドの住む洞窟は海水の侵食でできた海食洞である。海水が流れ込む影響で満潮時と干潮時ではマップの構造がかわる。またPCを４回攻撃するクリーチャーやクリーチャーのダメージも高め。我々のサークルはD&D 5eになれているから１度の突入で完結できたが、なれていない場合は「撤退」しながら攻略したほうがいいかもしれない。時間制限などはないからだ。
※31 とはいえこの高難易度のなかで「ああして」「こうして」と試行錯誤するのがたのしいんだよな。D&D 5eは。実際、最後の戦闘は【HP０】が２人も出て、全員がどう生き延びるか真剣だったもんな。
※32 ※４と※22も参照。自身が本作を気に入った理由は戦闘一辺倒ではなくて、また迷宮のボスを倒す事が目的ではないところだ。コボルドやくだんのマイコニドをはじめ多彩な種族が登場し、最後はドラゴンに関る物語が展開する。
※33 D&DでPCが冒険する舞台は主に「物質界」だ。 だが同時にこの「物質界」はある次元界――ことなる次元のひとつだ。次元界は内方次元界と外方次元界へと分れる。とにかくD&Dの世界は複数の次元界とつながり、 その別々の次元界が冒険の舞台になることもある（いわゆるプレインズウォーカーにもなれるし異世界ものもできる）。通常ある次元界から次元界に移動するには特定の次元に続くポータルや呪文が必要だ。だが例外がひとつある。強力な魔法のアイテムが破壊をされた場所や、クリーチャーが死亡した場所では次元と次元の境目が曖昧となって混ざり合った飛び地があらわれる。この場所で物質界と火の次元界が混ざり合った原因は島の地下に眠る赤竜シャルスの影響だ。
※34 ※33も参照。物質界と火の次元界が混ざり合った結果、マイコニドの洞窟には異変が発生した。この異変の解消にPCは２体のフューム・ドレイクと１体のファイア・スネークと戦う。フューム・ドレイクは蒸気のブレスを吐き、ファイア・スネークは1.5m／5ft.以内にいる対象に自動的に1d６［火］ダメージをあたえる。【HP０】が２人も出る死闘であった。
『不滅のあなたへ Season 2』 第13話 「賢者の正体」
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何度もふれていて、結局、文句になってしまうけれど物語が大きく動かず、かつ同じ様な事を繰り返す展開がつまらない。以前ベネット教団に異端者扱いされて悪魔とののしられフシ。今回の物語の目的はレンリルの住民が悪魔のフシ許容する経緯。ただ、どうにも受容と甘受に深味がなくてまいるな。悪魔とされたフシの素性がばれるけれども、彼は街の防衛に尽力している。「ゆえに許します」以上にならない。
原作の出来へ言及するけど、大今良時は長編ではなく短編を描くのに向いている。またこちらはテレビアニメへの疑問だが「ウラリス編」と「レンリル編」で20話のアニメサイズは必要なかった。現在のダラダラした状態なら12話か13話で十分だと思うし、その選択のほうが物語がしまる。もっとも放送期間を決定するのは実際作業する制作スタッフではない。スタッフも間延びの解消に苦労してそう。
『虚構推理 season2』 第15話 「雪女のアリバイ」
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左手で輪っかを作って右手の人差し指をズボズボするおひいさまの品性。はたして室井の元妻はどういった原因で死亡したのか？ そうして室井には元妻を殺害する動機があったのか？ 琴子は室井と雪女を前に室井が犯人だという推理を展開する。殺人を実行したなら室井はアリバイ（不在証明）がなくて逮捕されてしまう。雪女はアリバイを証明できない。室井に元妻殺害のメリットはない。
ただ復讐の観点から見ればことなる。室井は復讐へ雪女を利用しようとした。自身に好意を抱き、人間社会にうとく、純粋な彼女なら超常の力で自身がうらむ元妻はおろか裏切った同僚すら殺害できてしまう。そのとき室井は獄中にいるし、逮捕の証拠となった元妻殺害直前、彼女と一緒に行動していた映像は証明できない。なぜなら彼女は雪女。存在してない……という仮説。来週は別の仮説。
■2023/01/23/月
めちゃくちゃさむいな。鼻の頭がつめたくなる。
『HIGH CARD』 第３話 「CRAZY RICH」
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なるほど。クラブの７のリーサル・スコビルの名称は発火能力 ＋ とうがらしの辛さの値の“スコビル”をかけたわけか。フィンはスーツも新調し格好はピノクル社員にふさわしいものに。そのフィンは目の前で名門高校の少年を誘拐する現場へと遭遇する。誘拐されそうになった少年はピノクル代表を父に持つ息子のレオ。レオの誘拐劇と彼に関る誘拐犯へフィンが関与する格好でレオの素性を紹介していく。
１話〜３話まで話運びは本当にベタベタだな。斜に構え、憎まれ口を叩くレオは本当はやさしく父親の愛を欲する。キャラクター造形もベタベタ。ベタベタというならばニックスの発火能力もそうだ。来週の４話はウェンディの紹介。５話はヴィジャイの紹介なんだろう。実際全体におけるほぼ半分はキャラクター紹介に終始する格好。そのあとわりかし大風呂敷なメインストーリーをたためるのか？
『ヴィンランド・サガ SEASON2』 第３話 「蛇」
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「いいことなんてひとつもなかった」。ケティルの農場で働き始めたエイナル。だがオルマルの度胸だめしのために「客人」のキツネはエイナルに自身の命を差し出せと要求する。エイナルは自身が奴隷だとあらためて自覚する。「人間は人を殺すと度胸が付く」と語るキツネの言い分は実際本当だろうな。目的達成のために「人を殺す」ことができるようになる。一般のヒトがもちえない手段がふえる。
ただそれをやれば、もうブレーキはなくなって、元に戻ることはできない。その末路が現在のトルフィン。当時のトルフィンは武へと憧れたオルマルと一緒であった。でも、その果ての屍の様なトルフィンが語る。「いいことなんてひとつもなかった」と――。実際トルフィンの壮絶な人生を知る視聴者たちは彼が生に絶望しているのを理解している。絶望を語る“ため”の演出がいいな。
■2023/01/24/火
「ムサシ」「あやかし」「UniteUp!」「NieR」「久保さん」と今期もテレビアニメの放送延期が続々。新型ウイルスの影響だというの事実ですけど、結局、最大の原因は作り過ぎで国内のリソースが一杯一杯のことだよな。
放送延期になった時点で、その作品は日の目をあびづらくなって埋もれる。その時点でアニメ化失敗に近い。いままでのように放送と収益のスケジュールありきではなく、現場の製作状況からアニメ化発表を調整しないとダメかも。
『久保さんは僕を許さない』 第３話 「凡者の贈り物」
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今期は６話まで。７話以降は新型ウイルスが影響した制作遅延で４月に１話から再度放送する。今期アニメが来期アニメに。冬アニメが春アニメになってしまった。火曜の日記にもありますけれど、この時点でアニメ化失敗。ミソをつけてしまった。１番かなしいのは原作者と作品のファンたちだ。気持ちがしぼむし、また新規のファンたちの取り込みもなくなった。来期の作品に実際うもれてしまうだろう。
その騒動を脇目に、作品世界は白石と久保のクリスマスデート。甘酸っぱい雰囲気が画面に充満している。白石も男の子。棚に戻す理由で手に取るエロ本の中を確認しようとしたところを久保おねえちゃん明菜が目撃。その報告と雑誌の中身に「大きい方がいいの？」と悩む久保。男子も女子ももんもん。かわいらしい展開だ。本作の感想は今回で終了。最後まで完結できなくなってしまう以上しかたがない。
■2023/01/25/水
ファミリーマートで「ウマ娘。」のキャンペーンをやってるんだけど、チョコレート購入したらばレシートの品番が「ストロベリー-CSTウマ」であった。本来の商品と別に品番管理するのは当然だが、末尾「ウマ」なんだね。
『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。第2期』 第３話 「防御特化と第七回イベント。」
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ロールプレイイメージを保つ苦労。ミィのギッャプの成立は中の人（佐藤利奈）の演技だな。メイプルがホラー耐性０のサリーのためアイテムを収集する「あれこれ」はあるが、主体はイベントのタワー攻略戦。メイプルはサリーと一緒に塔へ挑む。あいかわらずチート級能力でなんとかしちゃうけれども、１話２話よりずいぶんおもしろかった。あと階層ごとに実験的な演出をしている部分がたのしい。
１階のドラゴンとの戦闘は、部屋へ侵入した途端、作画の出来が変化するよう、メカ作画と山下作画の申し子・伊藤浩二が全開。１期の機械神のパートも伊藤作画だったけれども２期も健在だ。一方２階のボスとの戦闘はほぼほぼCG。サリー主体の戦闘だけれど正直つたない。だけれど実験的で挑戦的。かつ階層で演出をわける部分に好感。サリーがボスを倒すフィニッシュを省略したのは来週の布石？
■2023/01/22/日
21（土）に都内でオフライン・セッション――。
『ダンジョンズ ＆ ドラゴンズ 第５版』の『スターターセット：竜たちの島ストームレック』のDM（GM）をさせてもらいました。
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参加したメンバーは感染対策ともども協力ありがとうございました。今年もよろしくお願いします。気絶状態（HP０）が２人もでるとはな。
●登場キャラクター（50音順）
▼PC� ．ぅ屮� ハーフオーク/モンク1
大抵のモンクとはことなり素早さでなく筋力で敵を打つ豪腕モンク。中の人にはめずらしく今回１番ダイス目がよかったが気絶する。
▼PC�◆．好蕁愁瀬襦Ε侫．ぅ▲侫�ージ ゴールド・ドワーフ/クレリック1
鍛冶の領域へ属し、いきなり「＋１武器」と「＋１防具」が作成できてしまうドワーフ。回復役であり補助役であり戦闘役であり大安定。
▼PC�� ドーン・グレイ・キャッスル ヒューマン/ファイター1
英雄をめざす浅黒い肌の船乗りの青年。竿状武器を使う少々かわったビルドにより開始１レベルからいきなり２回攻撃が可能。だが気絶する。
▼PC�ぁ．椒ぅ蕁� ディープ・ノーム/ローグ1
アンダーダークに棲む希少なディープ・ノームのローグ。仇敵のコボルドと言い争ったり、自身が追う目標と交流するなど今回は主役の立ち位置。
▼PC�ァ．泪薀蕁Ε瓮襯蕁Ε▲蹈� ムーン・エルフ/ウィザード1
エルフたちが伝承する秘密のウィザード流派ブレードシンガーの使い手。近接戦闘と呪文を操り戦う。エルフ流掃除で島のコボルドを魅了する。
●プレイの内容
（１）
“北方”を震撼させることになった“巨人騒動”*1から約２か月後――真冬月の冬中日*2――新年最初の祝日も過ぎた。人々が“巨人騒動”の被害回復に乗り出した今年、５人の冒険者たちも大洋の光景に自身の希望を重ね合せ、ネヴァーウィンター*3を船で繰り出した。めざすは人里離れた修道院“竜の安らぎ”の建つストームレック島。*4５人の冒険者たちはそれぞれ島へ向う目的があった。
酒場の炉端へと集まる人生も種族もことなる５人。その５人が同じ目的の場所へ向う。運命だと感じた。５人は“巨人騒動”平定に力を貸し、吟遊詩人が唄に歌う冒険者たちを夢に見る。自分たちもなれるかもしれない。そんなサーガの英雄に――。*5 そうしてじつに５分後、PCは遭難していた。帆もなく、櫂もなく、新年の吹き荒ぶ海風の中を小舟が漂う。そばでは乗船していた船の船体が海の藻屑と化し沈んだ。
（２）
この感想は去年12月16日に発売になった『スターターセット』掲載のアドベンチャー「竜たちの島ストームレック」の内容をあつかう。以後の感想は若干のネタバレをふくむ。本作を遊ぶ予定のPLとDMは十分注意をしてほしい。去年11月に我々のサークルは未訳の大型アドベンチャー『Storm King's Thunder』を終了した。このアドベンチャーは新規キャラクターで開始するあらたなキャンペーンだ。*6
詳細は※７を参照。このため我々サークルの設定では“北方”でジャイアントらが暴れ回った“巨人騒動”の直後から開始した。さて冒頭の遭難だが、この遭難は自身の脚色だ。本来ネヴァーウィンターを出た船は無事にストームレック島へ辿り着く。初心者向けプレイセット。安心をしてほしい。*8ただ、それでは少々つまらないしアドベンチャーの以後の展開に「遭難」をからめたかったのだ。*9
（３）
くわえて説明しておくが、この感想のキャラクターは「プレイセットにある作成済みキャラクターではない」。*10 基本ルールブックとサプリメントで使い作成した独自のキャラクター」だ。さてPCの乗る水没寸前の小舟は、なんとかストームレック島に到着した。桟橋に舳先をごつんとぶつけた瞬間、息絶え沈む船。崖をつづら折りに這う坂には穴を掘った住居と海風へと耐える建物がみえた。
あれが修道院“竜の安らぎ”か？ PCは坂を上り建物をめざす。そのPCを水面から這い出た死者が襲う。船員の格好のゾンビたちだ。*11 竿状武器で２回攻撃し間合いに入れば「機会攻撃」するドーン、*12 クリティカルでダメージダイスが増加するイブル、*13 そもそも死者の天敵のスラーダル、*14 安定の急所攻撃でダメージが高いボイラー、*15 いわゆる魔法剣技の使い手のマララの活躍は上々。*16
（４）
冒険最初の戦闘――通称「１期」に続く「２期」の初陣は見事な戦果。*17 そうしてPCは修道院“竜の安らぎ”の長老リアラ*18 と９体のコボルドをふくめた住人と顔を合わす。D&Dにおいてドラゴンと関係あるコボルドは、*19 一部、平和的な穏健派もいるが大抵はPCの敵だ。そのコボルドの登場――しかも個性あふれる性格と素性――をふくめ、本作からは現在のD&Dの時代性と多様性を感覚する。*20
以後PCが向う島の洞窟で暮すキノコ型人型種族マイコニド*21 たちとの交流をふくめ、以前のように単純に悪のクリーチャーを倒す「D&D Fight Club」*22 ――戦闘解決――にはなっていない。実際、自身も９人のコボルドをたのしくロールプレイさせてもらったし、PL／PCはマララの「エルフ流掃除」を呼び水に９人へ愛着をもって関っていった。*23 この時点でゲームプレイの成功は約束されたも同然だ。*24
（５）
PCは９体のコボルドと交流しながら、修道院の様子を見聞きし、僧房を１つ借り受け滞在の準備をととのえる。そうして翌朝、修道院で暮すタラクがPCに依頼をもちかけるた。タラクは島に住むマイコニドと取り引きをしていたが、*25 そのマイコニドたちが最近取引にあらわれない。タラクは冒険者に原因調査を頼む。このときボイラーはタラクの首へと隠れる犯罪／盗賊ギルドの刺青に注目した。*26
本作には簡単だがPCがストームレック島に来た「個人的動機」が設定してある。*27 ボイラーの目的は「ギルドの金を横領し姿を消した犯人と財宝の追跡」。素性を探るボイラーにタラクは依頼を解決できたら説明すると約束をした。*28 PCはマイコニドが住む島の洞窟へ修道院の小舟を借り向う。このアドベンチャ―最初の冒険だ。*29 洞窟は発光性のキノコが光る不思議な場所であった。
（６）
「この満潮時と干潮時でマップがかわるダンジョン初心者にはむずかしすぎじゃないですかね」「えっ？ ４回攻撃する相手が４体？」「やだーー。DMダメージダイス1d８ふってる！」「いまので死にました（【HP】０）」。さすがはD&D 5e。やっぱりヒリヒリした戦闘だぜ……ってだいじょうぶかこれ？*30 「殺しに来てる」とPL／PCはギャーギャーいいながらもダンジョン踏破を満喫していく。*31
（４）でも話題にしたが、このD&D 5eらしさと同時にマイコニドというクリーチャーと交流する展開が大変ユニーク。心と心で会話する独特な文化と習性を持つ奇妙な種族の登場は新鮮で興味をそそるものだった。*32 PCはマイコニドの長に洞窟の異変を聞き、問題の部屋へ。その場所は元素界と物質界の飛び地であった。*33 元凶の蒸気の竜と火の蛇にPCは勝利。*34 正常な洞窟を取り戻す。
●脚注
※１ 『Storm King's Thunder』を参照。ジャイアント種族筆頭の大王が姿を消し、その空白の玉座をめぐり『ダンジョンズ＆ドラゴンズ』を代表する６種のジャイアント種族が様々な目的で“北方”に動乱を巻き起す。D&D 5eのタイムラインにおける「正史」をあつかった大型アドベンチャー。
※２ ふゆなかのひ。フェイルーン（フォーゴトン・レルム全土）に住む人々が一般に使用しているハープトス暦において１月最初の祝日。なお１月はハンマー月と呼ぶ。その通称は“真冬月”だ。フォーゴトン・レルムの１ヶ月はすべて30日。
※３ 約50年前の火山の噴火によってほとんど破壊されてしまい、かつ都市と都市を二部する“大裂溝”が出現。デーモンの住む九層地獄へと一部がつながってしまった都市。これらの問題は５版では解決されたが、現在ネヴァーウィンターは復興の最中で、その混乱ゆえ危険とチャンスが多く、様々な人々や種族を引き付ける。
※４ ネヴァーウィンターから5.6km地点の洋上に存在する岩だらけの島。 この場所で死亡した、偉大な赤竜シャルスが島の地下で眠り、影響をあたえ続けているといわれている。ちなみに５版以前にストームレック島は存在してはいない。「スーターターセット」が初出だ。 D&Dで突然なにかの地形が誕生するのは“よくある”。
※５ 公式の大型アドベンチャーを完結／達成したキャラクターは、実際、大抵が英雄にふさわしい偉業を成し遂げる。
※６ ※10も参照。『スターターセット』にはウィザード、クレリック、ファイター、パラディン、ローグの５体の作成済みキャラクターか同梱してある。これによって３レべルまで遊ぶ事ができる。
※７ https:/
※８ ただ※30の状況をみると自信はないのだが……。
※９ この意味は次回以降の感想（未定）を参照。ちなみに「スターターセット」のアドベンチャーは２回か３回程度のゲームプレイで完結できる分量である。
※10 ※６も参照。「では独自のキャラクターが強力か？」といえばそうではない。実際「スターターセット」の作成済みキャラクターは、最適化により大変バランスの良いパーティーにしあがっている。
※11 ※９も参照。船員の恰好のゾンビたちの出現は「スターターセット」のアドベンチャーの内容に関係している。D&D 5eのゾンビたちは【HP】が０まで低下したとき特定条件の【耐久力】セーヴに成功をすると【HP】が１まで回復して行動を継続する。
※12 竿状武器に関る特技「長柄の使い手」で間合いと同時に攻撃回数を１回増加させ、かつ間合いに侵入した目標に１回の攻撃（機会攻撃）をすることができる。
※13 ハーフオークは“猛攻”の種族特徴によってクリティカルヒットしたとき武器のダメージダイスを＋１個追加することができる。
※14 信仰呪文の攻撃呪文は種別が「光輝」に指定してある場合が大半だ。そうして大抵のアンデッドは「光輝」ダメージに脆弱性（ダメージダイス２倍）を持つ。
※15 ローグは自身の攻撃のときに「急所攻撃」を使用しダメージを1d６増加させることができる。この追加ダメージは最後には10d6にもなる。
※16 マララは秘術魔法と剣術流派を兼ね合せて近接戦闘が可能なブレードシンガーと呼ぶ秘密の流派の使い手だ。また近接戦闘専用呪文をいくつか取得している。
※17 「俺たち強くね？」（錯覚であった模様）。※34も参照。
※18 きつく縛り編み上げた灰色の髪と、はしばみ色の瞳を持つ老女。“竜の安らぎ”の筆頭。人々は“長老”と呼ぶ。
※19 本当はコボルドらがそう思い込むだけだ。ただ神話においてコボルドの信仰する神格カートゥルマクは悪竜の神格ティアマトの臣下であった。
※20 D&Dは世界的なゲームだ。 実際アメリカを中心に“文化”の文脈に近く、注目度と影響力は非常に高い。より簡単にいえば「TRPGなる商品としての“規模”が違う」。そしていわれなき中傷へとさらされたこともある。そのD&Dが現在の複雑な時代に「あらゆるクリーチャーを悪とみなし倒す／殺す内容」や「マイノリティへの無視と拒絶」ができなくなったことは当然なのである。
※21 キノコの姿形を取る人型種族や知的生命は、ファンタジーやＳＦではポピュラーだが、マイコニドの名称と設定はまさにD&Dが原点のオリジナルモンスターだ。 マイコニドは周囲へとばらまく胞子で、自身以外の別の種族をふくめ心と心で会話する。また特定集団の精神はすべてつながっていて、意識／記憶／体験をすべて共有する。マイコニドは非暴力的種族で、平穏を愛し、闘争を嫌う。
※22 一部において「戦闘のみしかないというD&Dへの揶揄の一種」（もちろんそんなことはない）。コボルドの登場や特異なクリーチャーとの交流を設置している本作は冒険をユニークなものにしている。戦闘だけではない。
※23 実際、PL／PCは（５）から解説しているマイコニドの暮す洞窟へ、コボルドを舟守として連れて行ったりしていた。
※24 TRPG体験の「成功」に重要なものは「結果」より「過程」。今回のコボルドとの交流のように、目立った場面／たのしい場面の「過程」がないと、シナリオに「成功」しようとぼんやりした印象になってしまう。
※25 タラクは心笠茸（こころかさだけ）というヒーリング・ポーションの材料に使うキノコをマイコニドと取引していた。
※26 詳細はネタバレ防止のために省略させてもらう。とにかくタラクが首へと隠した刺青は、ある盗賊／犯罪ギルドをあらわすものだった。
※27 漠然としたものや明確なものもあり様々。
※28 キャラクターが持つ「個人的動機」を「どう解決／処理するかはDMの裁量」にまかされる。なお、この「個人的動機」は作成済みキャラクターの背景に対応している。詳細は「スターターセット」の作成済みキャラクターシートを参照。今回はモンクにパラディンの「個人的動機」を担当してもらい、それ以外はクラスが一致しているので、本来のクラスごとの「個人的動機」を担当してもらった。
※29 このアドベンチャーは主に３つの章へと分れる。その最初の一章だ。
※30 マイコニドの住む洞窟は海水の侵食でできた海食洞である。海水が流れ込む影響で満潮時と干潮時ではマップの構造がかわる。またPCを４回攻撃するクリーチャーやクリーチャーのダメージも高め。我々のサークルはD&D 5eになれているから１度の突入で完結できたが、なれていない場合は「撤退」しながら攻略したほうがいいかもしれない。時間制限などはないからだ。
※31 とはいえこの高難易度のなかで「ああして」「こうして」と試行錯誤するのがたのしいんだよな。D&D 5eは。実際、最後の戦闘は【HP０】が２人も出て、全員がどう生き延びるか真剣だったもんな。
※32 ※４と※22も参照。自身が本作を気に入った理由は戦闘一辺倒ではなくて、また迷宮のボスを倒す事が目的ではないところだ。コボルドやくだんのマイコニドをはじめ多彩な種族が登場し、最後はドラゴンに関る物語が展開する。
※33 D&DでPCが冒険する舞台は主に「物質界」だ。 だが同時にこの「物質界」はある次元界――ことなる次元のひとつだ。次元界は内方次元界と外方次元界へと分れる。とにかくD&Dの世界は複数の次元界とつながり、 その別々の次元界が冒険の舞台になることもある（いわゆるプレインズウォーカーにもなれるし異世界ものもできる）。通常ある次元界から次元界に移動するには特定の次元に続くポータルや呪文が必要だ。だが例外がひとつある。強力な魔法のアイテムが破壊をされた場所や、クリーチャーが死亡した場所では次元と次元の境目が曖昧となって混ざり合った飛び地があらわれる。この場所で物質界と火の次元界が混ざり合った原因は島の地下に眠る赤竜シャルスの影響だ。
※34 ※33も参照。物質界と火の次元界が混ざり合った結果、マイコニドの洞窟には異変が発生した。この異変の解消にPCは２体のフューム・ドレイクと１体のファイア・スネークと戦う。フューム・ドレイクは蒸気のブレスを吐き、ファイア・スネークは1.5m／5ft.以内にいる対象に自動的に1d６［火］ダメージをあたえる。【HP０】が２人も出る死闘であった。
『不滅のあなたへ Season 2』 第13話 「賢者の正体」
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何度もふれていて、結局、文句になってしまうけれど物語が大きく動かず、かつ同じ様な事を繰り返す展開がつまらない。以前ベネット教団に異端者扱いされて悪魔とののしられフシ。今回の物語の目的はレンリルの住民が悪魔のフシ許容する経緯。ただ、どうにも受容と甘受に深味がなくてまいるな。悪魔とされたフシの素性がばれるけれども、彼は街の防衛に尽力している。「ゆえに許します」以上にならない。
原作の出来へ言及するけど、大今良時は長編ではなく短編を描くのに向いている。またこちらはテレビアニメへの疑問だが「ウラリス編」と「レンリル編」で20話のアニメサイズは必要なかった。現在のダラダラした状態なら12話か13話で十分だと思うし、その選択のほうが物語がしまる。もっとも放送期間を決定するのは実際作業する制作スタッフではない。スタッフも間延びの解消に苦労してそう。
『虚構推理 season2』 第15話 「雪女のアリバイ」
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左手で輪っかを作って右手の人差し指をズボズボするおひいさまの品性。はたして室井の元妻はどういった原因で死亡したのか？ そうして室井には元妻を殺害する動機があったのか？ 琴子は室井と雪女を前に室井が犯人だという推理を展開する。殺人を実行したなら室井はアリバイ（不在証明）がなくて逮捕されてしまう。雪女はアリバイを証明できない。室井に元妻殺害のメリットはない。
ただ復讐の観点から見ればことなる。室井は復讐へ雪女を利用しようとした。自身に好意を抱き、人間社会にうとく、純粋な彼女なら超常の力で自身がうらむ元妻はおろか裏切った同僚すら殺害できてしまう。そのとき室井は獄中にいるし、逮捕の証拠となった元妻殺害直前、彼女と一緒に行動していた映像は証明できない。なぜなら彼女は雪女。存在してない……という仮説。来週は別の仮説。
■2023/01/23/月
めちゃくちゃさむいな。鼻の頭がつめたくなる。
『HIGH CARD』 第３話 「CRAZY RICH」
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なるほど。クラブの７のリーサル・スコビルの名称は発火能力 ＋ とうがらしの辛さの値の“スコビル”をかけたわけか。フィンはスーツも新調し格好はピノクル社員にふさわしいものに。そのフィンは目の前で名門高校の少年を誘拐する現場へと遭遇する。誘拐されそうになった少年はピノクル代表を父に持つ息子のレオ。レオの誘拐劇と彼に関る誘拐犯へフィンが関与する格好でレオの素性を紹介していく。
１話〜３話まで話運びは本当にベタベタだな。斜に構え、憎まれ口を叩くレオは本当はやさしく父親の愛を欲する。キャラクター造形もベタベタ。ベタベタというならばニックスの発火能力もそうだ。来週の４話はウェンディの紹介。５話はヴィジャイの紹介なんだろう。実際全体におけるほぼ半分はキャラクター紹介に終始する格好。そのあとわりかし大風呂敷なメインストーリーをたためるのか？
『ヴィンランド・サガ SEASON2』 第３話 「蛇」
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「いいことなんてひとつもなかった」。ケティルの農場で働き始めたエイナル。だがオルマルの度胸だめしのために「客人」のキツネはエイナルに自身の命を差し出せと要求する。エイナルは自身が奴隷だとあらためて自覚する。「人間は人を殺すと度胸が付く」と語るキツネの言い分は実際本当だろうな。目的達成のために「人を殺す」ことができるようになる。一般のヒトがもちえない手段がふえる。
ただそれをやれば、もうブレーキはなくなって、元に戻ることはできない。その末路が現在のトルフィン。当時のトルフィンは武へと憧れたオルマルと一緒であった。でも、その果ての屍の様なトルフィンが語る。「いいことなんてひとつもなかった」と――。実際トルフィンの壮絶な人生を知る視聴者たちは彼が生に絶望しているのを理解している。絶望を語る“ため”の演出がいいな。
■2023/01/24/火
「ムサシ」「あやかし」「UniteUp!」「NieR」「久保さん」と今期もテレビアニメの放送延期が続々。新型ウイルスの影響だというの事実ですけど、結局、最大の原因は作り過ぎで国内のリソースが一杯一杯のことだよな。
放送延期になった時点で、その作品は日の目をあびづらくなって埋もれる。その時点でアニメ化失敗に近い。いままでのように放送と収益のスケジュールありきではなく、現場の製作状況からアニメ化発表を調整しないとダメかも。
『久保さんは僕を許さない』 第３話 「凡者の贈り物」
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今期は６話まで。７話以降は新型ウイルスが影響した制作遅延で４月に１話から再度放送する。今期アニメが来期アニメに。冬アニメが春アニメになってしまった。火曜の日記にもありますけれど、この時点でアニメ化失敗。ミソをつけてしまった。１番かなしいのは原作者と作品のファンたちだ。気持ちがしぼむし、また新規のファンたちの取り込みもなくなった。来期の作品に実際うもれてしまうだろう。
その騒動を脇目に、作品世界は白石と久保のクリスマスデート。甘酸っぱい雰囲気が画面に充満している。白石も男の子。棚に戻す理由で手に取るエロ本の中を確認しようとしたところを久保おねえちゃん明菜が目撃。その報告と雑誌の中身に「大きい方がいいの？」と悩む久保。男子も女子ももんもん。かわいらしい展開だ。本作の感想は今回で終了。最後まで完結できなくなってしまう以上しかたがない。
■2023/01/25/水
ファミリーマートで「ウマ娘。」のキャンペーンをやってるんだけど、チョコレート購入したらばレシートの品番が「ストロベリー-CSTウマ」であった。本来の商品と別に品番管理するのは当然だが、末尾「ウマ」なんだね。
『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。第2期』 第３話 「防御特化と第七回イベント。」
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ロールプレイイメージを保つ苦労。ミィのギッャプの成立は中の人（佐藤利奈）の演技だな。メイプルがホラー耐性０のサリーのためアイテムを収集する「あれこれ」はあるが、主体はイベントのタワー攻略戦。メイプルはサリーと一緒に塔へ挑む。あいかわらずチート級能力でなんとかしちゃうけれども、１話２話よりずいぶんおもしろかった。あと階層ごとに実験的な演出をしている部分がたのしい。
１階のドラゴンとの戦闘は、部屋へ侵入した途端、作画の出来が変化するよう、メカ作画と山下作画の申し子・伊藤浩二が全開。１期の機械神のパートも伊藤作画だったけれども２期も健在だ。一方２階のボスとの戦闘はほぼほぼCG。サリー主体の戦闘だけれど正直つたない。だけれど実験的で挑戦的。かつ階層で演出をわける部分に好感。サリーがボスを倒すフィニッシュを省略したのは来週の布石？
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