「熟成したボジョレー」ワイン会

【2023年1月10日】
第1,072回の定例会を開催しました。
場所：台東区浅草橋のフレンチ
人数：12名
会費：11,800円（食事代6,000円を含む）
ワインリスト
1) 1991 Moulin a Vent, Grand Clos de Rochegres
2) 1991 Moulin a Vent, Domaine de la Tour du Bief, Georges Duboeuf
3) 1990 Brouilly, Domaine de Voujon
4) 1989 Moulin a Vent, J.M. de Saissey
5) 1989 Moulin a Vent, Georges Duboeuf
6) 1989 Morgon, Georges Duboeuf
7) 1989 Fleurie, Louis Jadot
8) 1986 Morgon, Louis-Claude Desvignes
9) 1985 Moulin a Vent, Chateau des Jacques
10) 1978 Morgon, Cave Cooperative Bel-Air
11) 1971 Morgon, Dufouleur Freres
12) 1971 Moulin a Vent, J. Lapalus

個人的な好みでは、
☆☆☆ 6.12
☆☆ 　　1,4,5,7,8,9,10,11
☆ 　 　 2,3
でした。

6)は、甘いキャラメルやチョコレートや燻製や白コショウや動物っぽい腐葉土の香りと、キャラメルや紅茶やレッドベリーやチェリーの味わいでした。骨格のしっかりとした、まだ若さも感じられるワインでした。このワインは、抜栓時に液漏れ痕とコルク上部のカビが認められたため、状態を心配しましたが、液面は正常だったので、恐らく瓶詰め時にワインを入れすぎて液漏れしたのだと思います。

12)は、甘いキャラメルや燻製やローストしたナッツや紅茶やバタークッキーの香りと、レーズンや旨味やキャラメルやチェリーの味わいでした。凝縮感があり、雑味の全くないピュアで複雑な風味の、素晴らしい熟成ワインでした。同じ1971年のコートドールのグランクリュのワインでも、このワインを上回る感動を得ることは、あまりないと思います。

全体的には、期待を上回る満足度の高い会でした。
状態の悪いワインはなく、どれもそれぞれの熟成が楽しめました。
クリュ・ボジョレーのワインが長期熟成に耐えることを、再認識しました。
今回のワインは、最も高価なもので8,700円ですので、素晴らしいコストパフォーマンスなのですが、売り物自体が極端に少ないのが難点です。
このテーマの会は5年9か月ぶりでしたが、3年以内に再び12本を揃えて次回を開催するのが目標です。