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2022年12月01日10:51

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様々な映画に触れて11月が終わった。

 11月27日(日)に昨年の令和3年10月公開の「燃えよ剣」を観る。

「燃えよ剣」(原田 眞人)
幕末の志士・土方歳三を鬼才・原田眞人が映画化するが、原作は時代小説の王道・司馬遼太郎だ。これは興味津々である。スタートは五稜郭の戦場の合間に土方が過去を回想する形でスタートする。しかし、その後は時系列に歴史的事件を綴っていき特筆する展開はない。芹沢鴨暗殺・池田屋事件・函館戦争などは、正統派の正面描写でなかなかの迫力であるが、禁門の変や大政奉還など、一部は市井の人々や関係者の会話でサラリと間接描写で済ませ、さらにあえて時代劇調の重厚さな台詞回しは避けているあたりが特徴か。土方を愚直に武士の一分を貫いた男として描き切ったあたり、ハリウッド経験を活かした岡田准一のスター映画といえばよいのかもしれない。そういえば、原田=岡田コンビの前作「関ヶ原」も、歴史上で地味な存在の石田三成を、武士の一分に殉じた男として描いていたので、その延長上の作品のようだ。(まあまあ)

 11月28日(月)に昨年2021年3月公開の外国映画「トムとジェリー」を観る。

「トムとジェリー」(ティム・ストーリー)
お馴染みトムとジェリーの、追いつ追われつ楽しい楽しい大騒動が、実写世界に飛び込んだ。映画技術の格段の進歩に慣れ、「メリー・ポピンズ」の頃のような驚きの無いのは残念だが、野鳥やペットの犬猫、結婚セレブの結婚式に登場する象・虎・孔雀etcの動物との合成は超楽しい。競演の押しが強いチャツカリ娘のクロエちゃんことクロエ・グレース・モレッツとの名トリオはまた見たいが、トムとジェリーの共闘は、やはり1回限りのものにすべきだろう。(よかった)

 11月30日(水)に昨年2021年7月公開の外国映画「ダルバール 復讐人」を観る。

「ダルバール 復讐人」(A・R・ムルガダース)
インド・ボリウッド映画の極め付け、ラジニカーント主演作だ。ラジニカーント、何と!今や古希!!それでも唄って踊ってアクションの切れも健在だ。やや細身になったみたいだが、世界市場も意識したのか、共演のヒロインが西洋風の細身美女なので合わせ減量したのかどうか。やっぱりインドのヒロインは、「踊るマハラジャ」のミーナみたいにデブ寸前のグラマーが懐かしい。作品の内容にも触れるけれど、「狼よさらば」+「ダーテイハリー」みたいなキャラが、徹底して悪党を射殺しまくり正当防衛で済ませる痛快劇で、最後はトントンと、過去に大量虐殺事件を起こし政府高官ともツルんでいる大悪党を1対1の対決で葬る荒唐無稽さで、そんなあたりはどうでもいい。クレジットに「スーパースター」と付されるラジニカーントの、古希にして溌剌とした存在を堪能すれば良い約2時間40分の超大作である。(よかった)

 前回日記から11月末までに観た自宅観賞映画は次の9本

「THE DEPTHS」「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」
「燃えよ剣」「勝手に逃げろ/人生」「神様の思し召し」「トムとジェリー」
「パッション」「ダルバール 復讐人」「右側に気をつけろ」

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