11月25日(金)。
スタッフの方の案内に従い、「ジブリの大倉庫」の方へ。
元は屋内プールだった施設だそうで、外観に面影が残る。
内覧会の封筒を招待券と交換して頂いて中へ。
テレビでよく見るタイル貼りの大階段が。赤い螺旋階段も。
上には巨大な飛行船が浮いている。天井にプールだった時の名残がある。
横に『コクリコ坂から』に出てくる哲学研究会の部室の再現が。すごい作り込み。横の張り紙などもびっしり。
パッチワークのネコバスが置かれたネコバスルームは子どもだけ。
中にトトロが寝ている大木のうろは大人も入れる。全部ふかふかで気持ちいい。
金ピカのエレベーターで上へ。
油屋の旗が上がる湯婆婆の執務室「にせの館長室」がある。
周りに舞っている紙は名前を奪われた者の契約書。
ジブリパークはジブリ美術館と同じで決まった順路や案内図などはない。
だからあちこちぐるぐる、上がったり下りたり。同じスタッフさんの前を何回も通ってしまう。
ジブリ美術館のキャッチフレーズ「迷子になろうよ、いっしょに。」そのものだ。
これはミルクスタンド「シベリ※あん」。牛乳やシベリアなどが売られている。
ショップ「冒険飛行団」もあるが、レジ待ち列がすごいので寄らず。
向こうに「天空の庭」のロボット兵が見える。
怪しい案内板に従い「南街」の方へ。
『千と千尋の神隠し』の不思議な町を思わせる怪しい通り。
貼り紙がいちいち面白い。やたらと写真を撮ってしまう。
ジブリパークは一部を除いて写真撮影OK。ジブリ美術館の館内撮影禁止に慣れていると写真を撮れることがすごく特別だ。写真を撮ることがこんなに楽しいとは。
熱風書店、大空模型、駄菓子屋も営業している。
この南街だけで十分に楽しい。
ジブリのある小金井市をモチーフにした「子どもの街」もあるが、大人は入れない。
「ジブリの大倉庫」全体が色とりどりで意図的に通俗的な造りがされているが、品がいい。宮崎さんがパークを手掛けた吾郎さんの仕事を褒めるのも納得。
時間を忘れて見入ってしまうのだが、この日はブルーインパルスが飛ぶと聞いていたので、頃合いを見て外が見えるカフェ大陸横断飛行の方へ。
が、タッチの差で飛び去った後らしく、空に痕跡(?)が残るだけ。残念。
カフェも大行列で断念。名古屋らしく「味噌カツのピザ」や「あんバターのサンド」もある。次に来ることがあれば予定をきっちり取ろう。
映像展示室オリヲン座へ。
これが鑑賞券。素敵な図柄。
ジブリ美術館にある土星座の兄弟シアターで、この日は『くじらとり』を上映。
中川李枝子・大村百合子さんの『いやいやえん』を原作に宮崎駿脚本・監督の短編。
キャラクターと背景の一体感が追及された画面が特長で、気持ち良い子どもの為の映画。
ジブリ美術館以外でジブリの短編が観られるのはとても良いことだ。
企画展示は3つ。
「ジブリのなりきり名場面展」は立体造形物で映画の名場面14シーンを再現。カオナシと記念撮影出来たりする。いつ見てもすごい行列でここは断念。
「食べるを描く。」増補改訂版はジブリ美術館の企画の拡大版で、いわゆるジブリ飯を展示。
コクリコ荘の台所も再現。展示のあれこれが触れるので楽しい。引き出しの中身や食材もきちんと。
ジブリの立体造形物は出来がいまいちと思った時期もあったけれど、材質や技術も向上しているのか、出来もいい。
吾郎監督の解説入りで、様々なシーンの原画やコンテ等も展示されて、しっかり見ようとすると時間がかかる。
「ジブリがいっぱい展」はジブリ作品の海外版ポスターやパッケージ等を展示。
ジブリスタッフの写真も新旧あれこれあって、とても懐かしい。しんみりする。
大人も入れるネコバスもある。
「公開倉庫」はジブリがこれまで作ってきた様々なものの、いわゆる倉庫。雑多なものが保管されている。
セルアニメ時代の撮影台、通称「大和」も鎮座。
下の「床下の家と小人の庭」が見える。
『借りぐらしのアリエッティ』の小人から見た世界を精巧に再現。
ここまでで結構歩き回って疲れる。
ジブリパークでは入場時間は決まっているが滞在は自由。人もどんどん増えて来るので、ここらで大倉庫の外へ。
ログインしてコメントを確認・投稿する