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2022年11月14日22:27

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エルリック・サーガ4 暁の女王マイシェラ

を読んだ。
マイクル・ムアコック著/井辻朱美訳

第一の書 最後の王の苦悩
 ムーングラムを引き連れ、セレブ・カーナを追うエルリック。
彼らをメルニボネの民に仕えていたオーナイと呼ばれる魔法の生物キマイラが襲う。
アリオッチに助けを求めるがすげなく断られ、2人はオーナイに捕まってしまい・・・。

 前巻冒頭に出てきたマイシェラ女王が再登場。
ちうか前巻の出来事は何百年も昔のことなのだが(笑)
 そしていつの間にやらエルリックの宿敵になったセレブ・カーナ。
出てきたときから小物感が半端なかったこいつをエルリックが追い続けるのに違和感が強かったのだが、ムーングラムがあっさりと言ってのけた。
「おぬしの、あの魔術師追跡はやはり代償行為としか思えんよ」
誰が見てもそうだったのか(笑)
 またこの話ではストームブリンガーの新たな特性も描き出される。
1.お腹がいっぱいになるとやる気を失う(笑)
2.呼ばれるとやってくる(笑)
犬(笑)?

第二の書 蒼白の皇子を罠にかける
 乞食の町ナドソコルの王に面会したセレブ・カーナは、両者の宿敵であるエルリックを陥れる計略をもちかけた。
 古フロルマー市でエルリックのもとに戻ってきたムーングラムは、酔っ払って2人の女を連れていた。
そこを暴徒に襲われ、エルリックはドサクサに紛れて王の指環を盗まれてしまう。
指環がなくてはこれまでのように魔法が使えない。
女はナドソコルの使いだった・・・。

 昔からナドソコルはなんか魅力的な街だと思っていた。
なんとなくポート・ブラックサンドに似ているからか?
またこの話に出てくる契約妖魔が面白いのだが、ラストのオチで少しがっかり。
「あの人」は面白いのだが、ぜひそのままのあいつとの決着を見たかった。
 後半にはなんとエルリックがストームブリンガーを手に入れた旅に同行していた懐かしいラッキールが再登場。
タネローンを探すと言っていた彼はあっさりと発見しており(笑)、そこに迫るセレブ・カーナの乞食軍と妖魔エレノインとの激しい戦いが始まる。
このエレノインという妖魔が剣を持った裸の女という特になんでも無い姿なのだが、これが大量に現れてニヤニヤしながら屈強な戦士たちをぶち殺していく様はマンガ「クレイモア」に出てきた「深淵喰い」を思い出した。
もしかしたらクレイモア著者はエルリックを読んだのかしら???

第三の書 一つの目的を持つ三人の勇者
 タネローンにやってきたエルリック。
誰しも安息を覚えるというタネローンも、エルリックにだけはそれを与えようとはしなかった。
1人砂漠にさまよいでたエルリックは、力尽きて倒れるが、その彼を助けたのはなんとマイシェラだった。
セレブ・カーナが混沌の力を借りてイムルイルよりも古き民が遺した魔法の機械を手に入れ、タネローンを狙っているという。
エルリックはその機械から恐るべき怪物が姿を現すのを目撃し、決死の思いで機械を破壊しようとするが・・・。

 「この世の彼方の海」の「未来への旅」ではエターナルチャンピオン4人の合体技(笑)が披露されたが、本作では1人減って3人で合体(笑)
流石に3人だと4人ほどのパワーは出ないようだが、なんだか気持ちがいいらしく、3人共へらへら笑っているのが気色悪かった(笑)
そして気になる重要そうなジャリー・ア・コネルというキャラクター。
どうも主にエルリック以外のシリーズで活躍するようだ。
それにしても「ルーンの杖」まで出てくるし、このマルチバース(この言葉自体も出てきた)っぷりはマーベル以上かも(笑)

 ちうわけで4冊目を読んだわけだが、ムーングラムのおかげか少し普通のファンタジーっぽいところも散見されるようになった。
それがいいことか悪いことかはよくわからないが(笑)
 解説で訳者がエルリックのことを優柔不断のマゾと書いていたが、化夢宇留仁の印象は違う。
優柔不断のアホだと思う(笑)
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