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2022年11月08日10:38

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心のバケーション

 小説「ソフィーの世界」の冒頭にあるように、「あなたは誰?」ではないが、今回は敢えて皆様に問いかけを以て本稿を始めて行こう。 
 「あなたは今辛いですか?それとも苦しいですか?痛いですか?」そう聞かれたらおおよその人は「大丈夫です」と答えてしまうのではないでしょうか?しかし!私はあなたに敢えて問いかけたいのです。「今辛いですか?苦しいですか?痛いですか?」その様な状態にある人へ、どうか今はゆっくりご自愛ください。と言いたいのです。私は今まで皆様に色々な問いかけを以て、その生活態度を改めるべく筆を執りました。しかし!今回は違った心境が私の心の中を占めるのです。
 「あなたは今辛いですか?苦しいですか?痛いですか?」そう問いかけてみて、素直にそれを受け止めようと思うのです。何故でしょうか?それはこの世が余りに苦しみが多く、痛みも、辛さも十二分にある世界だからです。故に、今そこで傷つき、泣いている人がいるなら、そっと手を差し伸べたいのです。「辛いですね。苦しいですね、痛いですね。」と。
 何故この世はその様な悲しみや辛さ、痛みが多いのでしょうか?それは、この世で人間は完全な幸せをつかむ事ができないからです。どういう意味でしょうか?それは人間は結局のところ自分勝手で、進みたい方向に進み、それにより引いては人を傷つけ、痛め、悲しませるのです。しかし!私はこう言いたいのです。その人は敢えて人を悲しませたり、傷つけたりしたいのではないと言う事。
 何故でしょうか?それは、人の思わぬ言動により人は傷つくからです。
 では、どうしたら良いでしょうか?それは、筆者の冒頭で記した傾聴姿勢です。今苦しいのでしたら、どうかこの時間だけは自身を癒すのに用いてください。そして悲しいのなら涙は堪えないでください。いっぱい泣いてください。
 そして、その悲しみ、痛み、苦しみを十二分に味わったと仰るのでしたら、どうかそんな時は心にバケーションを与えてみては如何でしょうか?悲しい時、いっぱい泣いてください。苦しい時、どうかゆっくりとした時の流れを肌で感じ、癒されてください。痛い時、我慢せず、痛い!と宣言して、お医者様に診て頂きましょう。
 総じて辛い時、どうかそこから逃げると言う選択肢がある事を忘れないでください。
 筆者の願いとは何でしょうか?それは、皆様が心にバケーションを沢山味わい、再び生きる気力を取り戻すまで、しっかりと休んで欲しいのです。 
 今まで病棟生活が長く、今尚苦しい方へ、どうか心行くまでお休みください。そして今まで苦しかった分、今度は幸せになれますように。辛かった分慰められますように。
 今まで本当に傷ついてきてもう立ち上がれないと言う方へ。どうか、今は入院生活で大変な中にはあると思いますが、良く「生きる」方を選ばれたと思います。そうです、あなたが今この世に命ある存在として、生きている事は奇跡に近いのです。どうか、どうか、そんな苦しみから一日も早く解放されてください。今までの筆者の言動により多くの方が心を痛められたのであれば、謝罪いたします。
 どうか、今苦しいのでしたら、声を上げて「苦しい」と仰ってください。筆者の文章だけでは、足りないくらい今のあなたは傷つき、慰めが必要な事でしょう。どうか、今はゆったりとした時の流れを肌で感じ、日々美味しい食事を食し、入院生活の只中にあっては苦しみばかりが浮き彫りにされそうですが、どうかゆっくり体を休めてください。そしていつの日か、その心が十二分に慰めを受け、少しでも楽になれば筆者は嬉しいのです。今苦しい中にあって「生きる」方を選ばれた方々、その方々に敬意を表します。辛かったですね。悲しかったですね。痛かったですね。どうか、その苦しみから一日も早く解放されてください。そして、苦しみが完全に無くなる事はありませんが、そんな時は楽しい事を存分になさってください。あなたの心が少しでも明るくなりますように。そして、退院できたり、デイケアで楽しく過ごせている方々へ、これからも楽しい事嬉しい事がいっぱいありますように。心のバケーションを貴方も是非味わってください。あなたは十分に苦しんだのですから。

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