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2022年10月07日08:50

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再聴340:YES

イエス(Yes)はイングランドのバンド。

僕が初めて彼らを聴いたのは中学の時。友人に借りた「Fragile」だった。その友人は僕にELPの「Tarkus」や「Brain Salad Surgery」も貸してくれたので、多分僕にとって最初期のプログレ師匠だったと思う。「Fragile」が1971年のリリース。僕が聴いたのは多分1973年頃。「Fragile」を聴いて気に入った僕は多分その時点で最新作だったアナログ3枚組のライヴ「Yessonngs」を買っている。最新作だから買ったのか、3枚組というヴォリュームが魅力的だから買ったのか。同時期にELPのこれまたアナログ3枚組のライヴ「Welcome Back My Friends To The Show That Never Ends Ladies And Gentlemen」を買った覚えがあるので、ライヴ・アルバムに凝っていたのか。調べてみると「Yessonngs」は1973年、「Welcome Back My Friends To The Show That Never Ends Ladies And Gentlemen」は1974年リリース。僕はまだまだ中学生だったから、お年玉を貯めて買ったのかもしれない。

その後、「Close To The Edge」「Relayer」を購入。「Tales From Topographic Oceans」はずっと後になってから購入。これはアナログ2枚組で、それぞれの面に1曲ずつしか収録されていない。それを見た僕はなんとなく「かったるそうだなぁ」という気持ちになったので、ずっと買わないでいた記憶がある。この「かったるそうだなぁ」というのはなんとなく当たっていたようにも思う(「Tales From Topographic Oceans」ファンの皆さん、ごめんなさいね)。リアル・タイムで初めて買ったアルバムは「Going For The One」だった。

「Going For The One」迄のアルバムは揃えたのだけれど、それ以降はあまりイエスには食指が動かなくなった。だから「Tormato」とか「Drama」は完全な後追いで聴いた。「Drama」にジョン・アンダーソンが参加していないなんてことも後から知った。そんなこんなで疎遠になったイエスが「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!」とクシャミもしていないのに飛び出してきたのが「Owner Of A Lonely Heart」だった。これにはちょっとビックリさせられた。なにしろイエスが全米のシングル・チャートで1位になるなんて……。

この「ジャジャジャジャーン」効果は1991年リリースのアルバム「Union」まで続いた。このアルバムまでは再びイエスを追いかけていた。とは言ってもアルバム・リリースの感覚は数年単位だったから、思い出したように追いかけていたのだけれど。「Union」以降は再び食指が動かない状態になってしまい、再びの「ジャジャジャジャーン」効果も今の所はない状態。

イエスで思い出すのが、僕が高校2年の時の文化祭。僕がいたバンドがうまくいかなくなり、とりあえず友達や数学の先生と組んだバンドで文化祭に出演した。僕はベース担当で、ザ・ナックの「My Sharona」や風の「海風」、吉田拓郎の「落陽」(これは僕がヴォーカルとリード・ギター)、数学の先生が弾くピアノにベースとギターを伴奏したベートーベンの「悲愴」、バリー・ホワイトの「Love’s Theme」なんかを演奏。寄せ集めのメンバーによる寄せ集めのライヴだった。しかも僕は自分で作ったフレットレス・ベースを弾いていたので、とにかく弾きづらい思いしかなかった。「自分で作った」といっても、単にペンチを使ってネックからフレットを引っこ抜いただけなのだけれど。そんな文化祭に僕たちのバンド以外にもう1組、イエスのコピー・バンドも参加していた。「Round About」、「Long Distance Runaround」、「The Fish (Schindleria Praematurus)」の3曲を披露したのだけれど、それなりに上手い演奏を聴かせてくれた。僕はそのバンドのベーシストと仲が良かったので、「Round About」のベース・パートを教えてもらったりしていた。彼はクリス・スクワイアのようにリッケンバッカー・モデルにラウンドワウンドの弦を張っていた。ちなみに僕のいたバンドの「My Sharona」、「海風」、「落陽」でドラムスを叩いてくれたのは、このバンドのドラマーだった。イエスの「Fragile」を聴くたびに、頭の中には部活と音楽と女の子のことしかなく、ただただバンドごっこをして楽しい時間を過ごしていた頃を思い出してしまう。

Roundabout / Yes

Close To The Edge / Yes

The Gates Of Delirium / Yes

Owner Of A Lonely Heart / Yes

Order Of The Universe / Anderson, Bruford, Wakeman, How

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