この手の調査で飯食っている企業のいい加減さと罪深さは昔からで、調査を依頼する側も決定事項の補則データとしての価値として活用する以外調査そのものの信頼性というのは重要ではなかった。
情報社会の中で期せずしてこの「ランキング」や「ブランディング」というものが社会の中で思いのほかウケたことがここまで続いている原因だろう。兎にも角にもこの「調査結果」というのは言うまでもなく「信頼性」がキモでいい加減な基準でしかもサンプル数や設問などを明示することなく実施したものは評価に課しない。
逆説的な言い方をすればこうした大小の調査会社の信頼度のランキングを政府が行ってはどうか?などと思う。
特に行政レベルで自治体のイメージなどという事柄については言うなれば「社会的差別」にも繋がりかねないので実際深刻な問題だ。
調査は調査として実施するのは勝手だが公表に当たっては十分注釈を付けた上で少なくとも「ランキング」的な表現は止めておいた方がいい。
山本知事の対応も大人げないといえばそれまでだが、地価や生産物に微妙に影響を与えている部分はないとは言えないし、特に出身地としていわれのない差別をさりげない会話の中で受けなければならない人がいるとすればこれはとても卑怯で無責任な虚業であると断じざるを得ない。
実害のないエンターテインメントの範囲であってももう少し表現方法に配慮があっていいのではないか?
■「魅力度」下位常連の群馬県が猛反論 70ページの検証報告書公表
(朝日新聞デジタル - 10月01日 07:36)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=7131624
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