最近のテーマ「正論」VS「効率論」

■「貧乳」という言葉はもう古い!?元下着販売員が伝えたい大切なこととは
(女子SPA！ - 09月20日 16:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=156&from=diary&id=7117837

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本記事の主旨にはおおむね賛同なんだが、今回も「正論」VS「効率論」のテーマを見つけたので絡めて書いてみる。

たとえばいじめっ子といじめられっ子では悪いのはいじめっ子なのに、転校するのはいじめられっ子が多い。少なくとも日本では。

また痴漢加害者の男性と痴漢被害者の女性では男性加害者が悪いに決まっているのに、女性専用車両に逃げ込むのは被害者女性だ。

悪い側、責任がある側が変化すべきという「正論」に対して。
実際に手間をかけているのは被害者なのはなぜかというと「効率論」だからである。

で、本記事と同様に世の中には残念ながら悪意ある存在もいるし、普段は悪意がないのに、ときたま悪意ある「毒」を吐いてしまう人もいるというのは事実だ。むろん、そういった悪意が駆逐されるべきだというのは「正論」なんだが、今この記事を読んでる方を含め「被害を受ける側が強くなるほうが手っ取り早い」というのが効率論だ。

タイトルを「正論」VS「効率論」としたが、本来別に対立する概念ではなくて、車の両輪というところだ。んで、私の3分類でいえば正論は「他人の領域」にあるが「効率論」は「自分の領域」にあるので、他人の領域にあまり期待せずに、自分がとっとと強くなるほうが手っ取り早いかなと思う次第である。

貯水池などで溺死事故が起きると日本では柵で囲ってしまったり埋め立てたりするが、外国では「着衣泳法」を教える。どちらも大切ではあるが、効率が良いのは着衣泳法という強さを身に着けることだと思う。



【以下本記事の一部】
◆ネガティブにとらえられる可能性がある言葉は変えていこう

筆者は下着の情報の発信者として、言葉の取り扱いには特に気をつけていますが、発信をする中で、「貧乳」と「小胸」「シンデレラバスト」では、やはり反応が全て違います。どれも同じ「胸が小さい」ことを指す言葉ですが、特に反応が大きいのは「貧乳」です。

いま現在、胸が小さい人を指す言葉を「貧乳」しか知らない人が多いことが原因だと思いますが、今後はぜひ、皆さんが検索する時や、人に相談する時から、少しずつ「貧乳」という言葉を無くしていく意識が大切だと思います。

例えば私は視聴者の目に留まるよう、あえて「貧乳」という言葉を、自身のYouTubeの動画タイトルやサムネイルで使い、動画内で「貧乳なんて方はいません」と明言しています。

視聴者を引き込んだ後に「貧乳」以外の言葉があることを知ってもらう、そういった地道な発信や、知った人が貧乳という言葉を使わなくなることによって言葉で傷つく人は減るのではないでしょうか。