mixiユーザー(id:7016667)

2022年08月22日21:00

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機動と射程の関係性 2022版

まずは射程で両者の関係を考える。

射程が上回る側が主導権を握る。最も基本的な考え方はアウトレンジ戦術となる。自分だけが相手を一方的に攻撃できる間合いで一方的に袋叩きにするわけだ。射程で不利な側はその距離を埋めるために何らかのコストを支払わされる。

類例として相手に反撃されるリスクを取ってでもより接近戦を行うこともありえる。たとえば火力差で最も優位に立つ間合いで打ち合いを選ぶというのもありえる。単発火力よりは連射速射性を考慮するとか弾数制限だとかも考慮される。

その間合いを保つためには相互の機動の争いとなるわけだが、「間合い」というのは人間関係と同様に「彼我の位置関係」なので相対的なものである。個々の射性能ほど絶対的なものではない。

性能的に不利な弱者であっても何とかあがける駆け引きの余地がある。したがって単なる機動力の高い低いの他にも読みあいの余地だとか、前進速度と後退速度の違い、地形効果や燃費の要素も含まれてくる。(弱者の立場でもあきらめずに何とかしようとあがく
工夫を好む私としては射程の関係よりも機動の関係のほうが好みだ)

ここまでを基本としてAとBの関係で考える。まずはAが機動、射程ともにBを凌駕してる場合。これはワンサイドゲームが発生しやすい。記述の通り、「一方的に攻撃できる間合いを保つ」ことでほぼノーリスクで完封されえる。

弱者の側Bとしては隠れたり、偽情報を出したり、陽動を掛けたり別動隊を出したり、ガードを固め被弾覚悟で間合いを詰めたりしてなんとかこの関係性を崩そうとする。

Aが射程で上回りBが機動で優位な場合はBとしては射程外ギリギリから最大戦速で一挙に間合いを詰めるのが最も単純な最適解となる。アウトボクサーのけん制VSインファイターの突進みたいな感じだ。

自分よりリーチの優れた相手に対して一瞬で間合いを詰めて攻撃をまとめて叩き込み、相手が反撃しようとした時には既に間合いの外に逃れているというヒット&アウェイはまさにこの体現であろう。

アウトボクサーがインファイターのヒット&アウェイに対抗するには弾幕を張って容易に踏み込ませない状況を作るとか、相手の踏み込みの瞬間を見極めてカウンターを当てることになる。

井上尚弥チャンプや那須川天心選手はその入り方も洗練されていて、相手の死角方向や(たとえばフェイントであいてにガードを上げさせて発生した相手自身の腕の影)とか反応しづらいタイミング(弾幕を張った直後の引手に合わせて)を選んでいて相手は対処が大変なことになってるなと感心する。

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