を観た。1944年アメリカ/ロバート・シオドマク監督
バーに入ったスコット・ヘンダーソンは、派手な帽子をかぶった女にショウのチケットを譲ろうとするが断られ、なら2人で観に行こうと誘ったらついてきた。
スコットが家に帰ると、奇妙な男たちが待っており、妻が彼のネクタイで絞め殺されていた・・・。
原作を読んだので映画も観てみたパターン。
モノクロ映画で辛気臭そうな印象だが、実にテンポのいい脚本で、全然退屈しないで観られた。
まずびっくりしたのは奥さんのキャストが省略されていたこと。
確かに最初から死んでる人の出演料を払うのは無駄かもしれない(笑)
そしてサスペンス色の強いミステリーだった原作を、完全にサスペンスに絞って作られていたのにも驚いた。
なので中盤ですぐに犯人は判明し、「視聴者は知っているけど登場人物は知らない」というサスペンスの王道手法に。
確かにミステリーとして仕上げるのは原作も無理していることろもあったし、英断だと思う。
そして地味にカジノ座でのショウや、地下室でのジャズセッションなど、音楽がとてもよかったのが意外だった。
ひさしぶりに観たモノクロ映画でちょっと面白かったのは、原作で印象的だった「真っ赤なネオン」「オレンジ色の帽子」「赤いネクタイ」「青いネクタイ」という色に関する部分はセリフからして完全に削除されていたところ。
まあ無理もないが(笑)
ちうわけでヒロインもなかなか魅力的だし見どころも多く、予想よりも全然よくできていて楽しめた。
ただし上記の事情から原作を読む前には絶対に観てはいけない。
原作の「意外な犯人」という面白さは映画では全く再現されていないのだから。
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