再聴290：STORMY SIX

ストーミー・シックス（Stormy Six）はイタリアのバンド。ウィキによるとプログレッシブなフォーク・ロック・バンド、ということになっている。

僕が彼らを知ったのは、僕のプチ・プログレ・ブームの時。プログレのディスク・ガイドに「最も近いのはヘンリー・カウ」という記述があったので興味を持って購入。確かにヘンリー・カウっぽいし、いわゆる「レコメン」系の音って感じになるのかと思う。でもヘンリー・カウよりは取っ付き易いかなぁというイメージ。

僕が持っているのは「L'Apprendista」と「Macchina Maccheronica」の2枚なのだけれど、SpotifyとかYouTubeでそれ以前のアルバムを試聴してみると、ちょっと変わったロックという程度で民謡風であったり、サイケっぽかったりと、4枚目のアルバム「Un Biglietto del Tram」まではまさに上であげたウィキの説明みたいな感じの楽曲が多い。5枚目のアルバム「Cliché」がどこにも見つからなかったので内容は分からないのだけれど、6枚目の「L'Apprendista」からは民謡風な佇まいを残しつつ、ちょっとアヴァンがかったチェンバー・ロックっぽい要素が強くなってきている感じ。そして6枚目の「Macchina Maccheronica」は完全にレコメン系の音に変貌しているって印象。ただ民謡風なテイストは残っており、それがヘンリー・カウより取っつき易い要素の一つなのかな、と思える。

バンドは1983年に解散。1993年に再結成されてその後2010年に再び解散。ウィキを見るとメンバーの出入りが激しかった模様。数えてみると17人のメンバーが出入りしていた。

Il Barbiere / Story Six

Macchina Maccheronica / Stormy Six

Le Lucciole / Stormy Six