YouTube 動画
シェリング『啓示の哲学』ベルリン大学講義(その33)
をアップロードしました。
今回は
シェリング『啓示の哲学』ポテンツ論要諦
後半部(完成せる精霊(=神)の運動過程論)
の
ベルリン大学講義の
諸岡道比古 先生 訳
に対して
私が付けている
註を紹介しています。
動画では
前々回までの
シェリング『啓示の哲学』ポテンツ論要諦
後半部の説明を
「ミュンヘン大学講義(1831/32年)」
(あるいは「原」草稿)
と
言い間違えていますが
翻訳者が違うだけで
原典は同じ
ベルリン大学での講義草稿
です。
最初に
動画では出せなかった
ラテン語引用文の
Google 翻訳結果
(ラテン語から英語への翻訳結果)
の写真を出しておきます。
この英訳によれば
ラテン語文の意味は
「そのような神は多元に対して統一性を主張する」
あるいは
「そのような神の統一性は多様性に反対して主張する」
みたいな意味になりますが
(assert は「根拠なく断言する、主我的に主張する」ような意味の動詞)
要するに
シェリングは
「神の統一性を肯定的(客観的)に主張するためには
一元の中に多元が定立されていなければならない」
ということを言いたいわけです。
以下に
動画で用いた箇所の写真を
参考までに出しておきます。
ここからは文献情報です。
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最終更新
令和4(2022)年7月28日 3時03分
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