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2022年04月24日21:35

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「鎌倉殿の13人 #17一の谷の戦い」TV

<ストーリー>
 木曽義仲を討った義経は京に上り、後白河法皇から信頼を受ける。返す刀で平家を打倒すべく平家が陣取る福原に向かう・・・
<コメント>
 これだけ陰謀が錯綜して次々と嫌疑をかけられただけで処刑されるような時代の中でどうして義経だけが「悲劇の武将」として伝説化したのか?「兄に疎まれた」「頼朝が自分の座を義経が脅かそうとしていたから」とか色々と説はあるけれども、今回の「鎌倉殿の13人」においては「なるほどなあ」と納得させられた。
 とにかく義経が魅力的というか、キャラがたっているのである。天才軍略家にしてサイコパスでエキセントリックな物言いのくせに「戦(いくさ)は冷静さを失った方が負ける」と平然と言い放つ。法王に「平家への偽りの和平交渉文章」を書かせておきながら「知らなかった」ことにして奇襲を計画する。
 また後白河法皇が「こういうやり方は好きだのう」などとすっかり義経に惹かれてしまうところまで描いているのだ。
 凄いなあ、と思うのはこのどう考えても矛盾だらけのエキセントリックなしかし天才軍略家を魅力的に演じる菅田将暉。ちょっと前の「ミステリと言う勿れ」における物静かでとぼけたしかし、天才的推理力を持つ大学生久能整とこれが同じ人物か、と思うほどいずれも魅力的なのだ。
 これは確かに早いところ殺さないといけないと頼朝が思うのも仕方がない、と思わせる脚本と縁起のアンサンブルが素晴らしい。

【鎌倉殿の13人】小栗旬“義経”菅田将暉は「底が知れない」 “6度目共演”で新たな発見
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=6934440
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