を読んだ。
A・バートラム・チャンドラー著/野田昌宏訳
資金難の末にとうとうリトル・シスターを売らざるを得なくなったグライムズだったが、その結果お金持ちに。
そこに声をかけてきたのはビリー・ウイリアムズとマグダ・グラナドウという男女で、彼にイプシロン級の中古船を買って自由貿易を始め、2人をその乗組員にしてほしいと言う。
話に乗ったグライムズは手に入れた船を「シスター・スー」と名付け、乗組員を募集した。
そこに懐かしいダミアン少将が会いに来て、彼に仕事を依頼する。
それはエル・ドラドで計画されている私掠船隊の提督となり、観察宇宙軍が介入するきっかけを作るというものだった・・・。
自由貿易船を手に入れてその乗務員をそろえ貿易品を探し・・・と、丸々トラベラーそのまんまな内容でず〜〜〜〜っとわくわくしながら読めた。
ちうか全400ページほどの本編で、私掠船としての航海が始まるのは380ページほど経ってからであり、本来ならタイトルを「自由貿易船長グライムズ」にすべきだろう(笑)
懐かしい面々が次々と出てくるのも興味深いところで、特に過去のヒロインたちが大量に登場して色気を振りまいてゆく。
気になるのは相変わらず強力すぎるカロッティ通信士の能力で、エル・ドラドでさえ思惑が丸見えというのはどうかと思った。
物語的には今までのシリーズで最もグライムズが危機に陥らなかったエピソードでもあり、基本的に平和でのんきな雰囲気でこれといった山場も無いが、この内容だとむしろそれは歓迎で、化夢宇留仁的にはとても面白かった。
それにしてもあの自転車・・・(笑)
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