カリ(Kali)はカリブ海に浮かぶ島マルティニークのバンジョー奏者でシンガー。いわゆるズークと呼ばれる音楽をやっている。
ズークについて書いていると膨大な内容になってしまいそうだし、ネットを最大限活用しないとなかなかまとまらないのでここでは割愛。カッサヴを取り上げる時にチラっとチャレンジするかも。
このカリという人はマルティニークで生まれ、この島の伝統的な音楽を継承し、さらに新しい試みを加えようとした人物。ちなみに「カリ」とはアニメの「カリメロ」から取られたとのこと。「カリメロ」は実は日本のオリジナルではなくて、イタリアが元祖。「頭に『白い』卵のカラをかぶっている『黒い』ひよこのカリメロは、まるで僕ら自身のようだから」というのが由来。この「白い」「黒い」が何を意味するのかも、きちんと調べないといけないのだけれど、片手間で調べると墓穴を掘りそうなのでやはり割愛。
カリは「Racines」というシリーズで作品をリリースしており、僕もこのシリーズの第1、2集のCDを持っている(第5集までリリースされている)。この「Racines(ラシーヌ)」はフランス語で「ルーツ」の意味。ちなみにマルティニークはフランスの海外県でカリもフランス人。カリはここでマルティニークの伝統音楽を守る地元ミュージシャンと共にこの「Racines」を作成している。
僕がどうやってこのカリを知ったのか、ちょっと記憶が定かではない。マルヴォアが好きなので、そこ経由で知ったのかもしれない。いずれにしてもカリブ海の島々の音楽が好きな方であれば気に入るのでは、と思っている。
Manicou Volan / Kali
Gran Tomobil / Kali
Racines / Kali
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