一子shu-2、その後、妻、shu-3も陽性となり、行動制限中の我が家。
一応、俺だけはPCRの結果、ネガティブ。体調もちょっと風邪っぽいかなという程度はあるけど、動ける。濃厚接触ではあるだろうから、自宅からは出られないけど。
マスクして家族と隔離としてはいるが、3LDKのマンションでどこまで隔離ができているかは微妙だよなぁ。
ふりかえってみるとPCRを受けたのは、先週の月曜日。遠い過去のように思える。長い一週間だったなぁ。
で、金曜日の話だ。
出勤できないだけに、こまめに電話で連絡。この日は、お昼前にzoomで会議をする予定もたてていた。
朝のセンムからの電話で、オキャクサンに発熱でお休みするという連絡が多い、という話だった。
「出そうですね」
ということで、注意喚起を促そうなんて話はしていた。
午前10時をまわったあたりで、事務の方のT君から電話が入る。
予想していなかったとはいわないが、出たという。
「センムは?」
「今、オキャクサンの会で、定例の会議中です」
その後、自治体に連絡したり、顧問をお願いしてるお医者さんにも相談して対応を考えた。
センムと電話でやりとりしつつ、対応をとる。一度こちらから電話したら、騒然とした雰囲気が伝わってきた。以後、向こうからの電話をまって、こちらは電話しないことにする。現場に任せないとね。緊急時は、特に。
その後、一番騒然としていた時期は過ぎて、週明け以降の段取りについて、連絡のメールを出したりあれこれ。
全部終わったのは午後の8時近くなっていた。
カイシャとつながっているOneDriveに文書を入れて確認したり、メールでやるよりも早い。
今まで使っていなかった技術を駆使したなぁと思っていたら、また電話が入った。
センムからだった。
帰りの車の中からのようだった。
この日の苦労を、あれこれ話していた。
カイシャで出たのは、はじめてじゃなかった。その場合のだいたい方向性、対応は決まっている。場面場面において、臨機応変に対応できないセンムではない。そのあたりの能力は、俺よりも適格だろうと思う。
それでも、一日の苦労の雰囲気が伝わってくる。
ここは黙って聞いておこう。
それが必要な場面だ、とひしひしと感じた。
「たいへんだったね」
と、ねぎらって電話を終えた。
苦労を掛けたと思うと、申し訳ない。
そういう情緒的なことは置いておいて、あとから思いついたのは、組織が動くときの指揮系統の重みということだ。
前回出たときは、俺はカイシャにいた。
連絡を受けて、すぐに休業の判断をした。各方面に確認をとるとともに、シャインさんたちの動きについてはセンムに指示するようにお願いした。
それでスムーズに行ったと思う。
今回は、どうも必ずしもセンムの指示が完全には通らなかったようだ。バタバタする中で、「この場は、こうしちゃえばいいじゃない」みたいなことが、ちょくちょくあったそうな。
その余波で、他にも混乱をきたし、センムもシャインさんたちもイラっとする場面もあったという。
その場にいなかった人間としては、「たいへんだったね」という他ないんだけどさ。
そういうのって、理屈じゃないんだなぁ。
理屈の部分では、センムがいるんだから、大丈夫なのだ。
でも、人が動くって、理屈じゃない部分もあるんだよね。それが悪いというのではない。実際、現場は刻一刻と変化するわけだから、その場にいる人の裁量で動かなければならない部分が出てくる。そこに強みを発揮するのが、組織の力でもあると思う。
その裁量の部分は、のびちぢみするし、ガタガタ動くんだよ。
ふだんちゃんと働いているのかよ、と思われていそうな俺でも、そのガタツキを抑える重石くらいにはなっていたのかもしんない。
働いてなくとも、いるだけで役割は果てしていた部分もあるんだろうなぁ。
そういうと、センムからは、
「働いてください」
ってゆわれるだろうけど。
まだしばらくご苦労をおかけするのが、心苦しいね。
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