専守防衛が成立するのは攻撃側の能力に対し圧倒的な殲滅能力がある場合に限られる。技術的にそれが難しくなった段階でその目的を達成するためにその拠点を無力化する手段を有することはいささかの矛盾はないと考える。使用の可能性も含め抑止力という視点においてはむしろ整備しないことの方が不自然で頭の固いエセ平和主義者の偏った想像力には毎度呆れるばかりだ。
短絡的な核武装論者の主張はもってのほかだが防衛力の本質を議論するうえで「抑止力」について突き詰めて考えれば国土を蹂躙する可能性があるほどの能力を攻撃側が有するとすればそれを使えない環境を作るのが最優先であり、それは武器を無力化する技術でありそれが可能になるまでは使えば即座に潰される状況にしておかなければならない。
その昔、戦闘機に標準装備されている空中給油装置を航続距離が延びるのは防衛の主旨に反するとかでわざわざ金をかけて取り外して生産に入ったというバカげた事例があったがことここに及んではこうした妄言を発する者はいないだろう。
■首相「敵基地攻撃能力も検討」防衛力強化に言及 陸自観閲式で訓示
(朝日新聞デジタル - 11月27日 12:29)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6755874
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