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2021年11月22日09:54

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1個だけの収穫

わが家の柿の出来が極端に悪いと書いたばかりだが、これほどまでとは思っていなかった。まともに収穫できたのはたった1個だけ。例年だと最低でも50個以上はあったはずだから、まさに異常事態である。その理由を妻に聞いたら、春の霜でやられたらしい。こんな年もあるのだ。

実は5個くらい実はついていたのだが、いつのまにかなくなった。カラスにやられたのかもしれない。でも、0と1では気分が違う。これしかないと思えば、愛おしさすら湧いてくる。わが家は渋柿だから、これを焼酎で渋抜きするのだが、トロトロとした食感に上品な甘み。昨夜、ようやくそれを口の中で確認した。

わが家は借家なので、天然の果実を勝手に収穫することもできない。それを見かねたのか、亡くなった前の大家さんは一気に柿の実を落とし、半分くらいを米袋に入れておいていってくれた。お歳暮くらいは届けていたが、そのお返しに米を届けてくれる優しさ。決してベタベタした関係ではなかったけれど、いただいた恩を忘れてはいけないと思う。私たちの田舎暮らしもまもなく丸21年になろうとしている。

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