結論から言えばやはりこのCSは不要なのだなという感想だ。
ペナントレースを終えての1位から3位までのチーム力というのはその年の事情によって大分開きがある。４〜6位が確定状態の3位球団は１位になることが絶望的になった時点でこのCSを睨んで主力の温存を図ることもできるし早い段階でCSに向けて準備もできる。
巨人の原監督がもう少し利口なら10連敗したあたりからこの準備に入ることもできたはずだが目の前の試合に勝つことにこだわった。
既にコーチ陣も選手も筋の通らない戦略に辟易した状態であったことは昨日のセットアップでマウンドに立った中川の表情を見てよく分かった。
ヤクルトは明らかに先発メルセデスの投球に苦しんでいた。
不可解な投手交代にヤクルトベンチの雰囲気は一気に変化した。
セットアッパーの難しいところはリードされた局面では攻撃の気をそぐための投球を、リードしている場面では先発の投球の雰囲気を生かした投球をしていかなければならない。
この中川は自分で投球を組み立てて打者を制圧するタイプ。あの時点でヤクルトの圧力は脅威に感じたことだろう。口にこそ出さないが今シーズンの監督の戦い方には不満があっただろう。結果論ではあるがそのふて腐れた態度に試合が動く気配は十分に感じた。
エラーを繰り返し自滅した阪神は別として有り余る戦力を使いこなせないまま監督主導で負けた巨人。風通しの良いチーム作りに努め、適材適所に起用し選手の才能を生かすことを優先した戦い方を徹底した高津監督が勝利したのはチーム作りの差を実証して見せたということだ。
聞けば早速宮本投手コーチのクビと桑田コーチの就任が決まったそうだが、あの桑田が原の言うことをハイハイと聞くとは思えない。何度も同じ間違いを犯すこの迷監督の動きには呆れるばかりだ。
■ヤクルト”引き分け突破”で6年ぶりの日本S進出 アドバンテージ含め3勝1分け
(ベースボールキング - 11月12日 21:20)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=212&from=diary&id=6738535
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