まずはそれぞれ政策のキモである問題をこんなに雑な議論で折衷案を決めてしまうことにショックを受けた。
結果的に年収960万円以上という所得制限の階層はさらに子育て世代に絞ればその数は知れている。このようなカンフル的な給付はバラマキ以外の何物でもないことはだれの目にも明らかで、本丸は所得税の扶養控除の増額と所得階層別の減税だと思う。これを元に翌年課税される地方税についても影響することから少なくとも2年間税制面から優遇を受けることができる。
実際、俗にいうD階層の最低ランクと非課税世帯の所得差は実生活の上でかなりの開きがあるという現実がある。
嫌な話だがちょっと頭のいい人は収入調整を行うことで非課税の恩恵を得ている。まあ、ルールはルールなのでこうした人たちを非難するつもりはないが、いくつかの政党の政治家の中には生活相談の中でこうした方法を指南することは半ば常識化している。
話はそれたが、今回のバラマキにこともあろうに合わせ技でマイナカード普及に向けたポイント付与を掲げたことだ。どさくさに紛れて違う問題を入れること自体雑な政策であることは明白で国民の意思に背いていると言わざるを得ない。
首相が掲げた所得倍増案もアベノミクスの名のもとに長く繰り返された愚策の揺り戻しによる訪れるハイパーインフレに飲み込まれる公算が強く、そろそろその兆しも見え始めている。残念だがこんなことで国民が分断されるのは見るに堪えないね。
■自公折衷、にじむバラマキ感＝参院選にらみスピード決着へ
(時事通信社 - 11月10日 08:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6734603
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