mixiユーザー(id:2223977)

2021年11月10日03:09

102 view

シェリング積極哲学を踏まえた新たな哲学の創造(2)

私の mixi 日記
シェリング積極哲学を踏まえた新たな哲学の創造(1)

日記の枠だけ作ったけど
内容を埋める気力が湧かなくて
結局
ほとんど何も書いていない。
(令和3(2021)年11月10日2時9分時点)

言いたいことは
これまでの哲学者は誰も
シェリングの積極哲学を
理解していない
ということで

シェリングが言った
「我々がいかなる経験ももはや持たない実在的な感覚」(SW, XIV, 290)
「後に中断し喪失した、意識の状態」(SW, XIV, 291)

「存在可能者(das sein Könnende)」が
人間の意志を媒介として
現実へ顕在化した「非存在するもの(das nicht Seiende)」

「純粋存在者(das rein Seiende)」が
「非存在するもの」を
元の潛在する精神(プネウマ、ルーアッハ)
へと
連れ戻すためにのみ
ポテンツ化した「純粋存在者」
である
「存在しないわけにはいかないもの(存在必然者=das sein Müssende)」
との
緊張関係にある意識の状態のことを
言っている
ということを
誰も見抜いていない。

「存在可能者(das sein Könnende)」

「純粋存在者(das rein Seiende)」
とは
解き難き紐帯で結ばれているので
「存在するであろうもの」

二重存在者(Doppelwesen)
であり
これは永遠に潛在に留まり
現実へ出る必要も不満も無い
「完成せる精神(der vollendeter Geist)」
として
満足している。

問題は
存在可能者の顕在化
であり
存在可能者は
その本性である
vox ancept(二義性、不定性)
により
本来は
純粋存在者を客体とする
純粋存在者の主体として
潜勢に留まって機能すべきものであるのだが

その逸脱の傾向性により
自分自身を客体とし
自分自身を主体として
人間の意志を媒介として
顕在化する。

顕在化といっても
人間の意志の中での顕在化であり
それゆえ
人間の意識の中での顕在化であり
それ故
このことは
人間の言葉は
中動態系言語文法を
逸脱して
(中動態系言語文法は破れて)
二肢言語文法へ
転化する原因となった。

けれども
この
自発で自己完結していた中動態系言語文法の世界
から
使役と受身(支配と服従)の二項論理(相反論理)でしか
物事を考えられなくなった
二肢言語文法に縛られている
現代人の意識はしかし

純粋存在者が
存在必然者として
意識へ神の表象を媒介する働きを持っている
ポテンツを

宗教の正しい修行
もしくは
自律性療法
を通じてしか
意識することが
出来なくなっている。

けれども
自律性療法を用いる方法によって
Doppelwesen である
本当の精神の
運動原理(運動過程)を
体感的に認識することが出来る。

=======================================
最終更新
令和3(2021)年11月10日 03時15分
令和3(2021)年11月11日 02時34分
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2021年11月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

最近の日記

もっと見る