mixiユーザー(id:3133397)

2021年10月31日10:07

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#2466 ああ無常

その家は古び、沈黙していた。
市内中心部の住宅街。
主人は尊敬する大先輩。既に亡くなっている。

二階の窓から見える部屋は主の書斎ではないか。
書棚に本が並び、机にも本が積んである。
まるで読みかけのように...。

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故人は読書家で教養人だった。
数日前、通りかかって息を飲んだ。
放置されたままの現実に言葉を失った。
なんと言う無常。
なんという無情。

この世の功績も栄誉もこの世限り。
死んで花実が咲くものか。
明日のことなど思い煩っても無意味だと改めて思った。


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