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2021年09月20日10:44

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マツタケの出荷解除

これは福島県民にも意外なニュースだったのではなかろうか。政府は9月上旬、県内55市町村と宮城県気仙沼市に出していた野生マツタケの出荷制限を解除したというのだ。私たちにとっていちばん身近なキノコは原木シイタケだが、それがいつ解除になるのか見通しもついていない。だから、まさかマツタケが解除になるとは想像もしていなかった。

ただし、すぐにすべてのマツタケが出荷再開というわけでもないらしい。ほかの食品と同様、1kg当たり100ベクレルを下回ることが基準になるが、検査に使う機械は検体を切り刻まない非破壊式。1台500万円ほどだが、県で検査に回せるものはたった1台しかないというのだ。来年度予算で増設される見通しだが、しばらくは会津地方に限定されそう。ちなみに、いままで福島県内で制限がまかったのは南会津町、金山町、檜枝岐村、湯川村の4町村である。

阿武隈山系もマツタケの産地で、この辺では川内村が有名だった。しかし、近くの飯舘村では昨秋の検査で1kg当たり2万ベクレルを超えた野生マツタケもあるとか。これでは全量検査をやるしかないだろう。もっとも、福島のマツタケの生産量は震災前の2010年で1・9トン、それが19年には0・1トンまで減った。 現状では大きな段ボールに1箱程度なのである。マツタケは震災前もそんなに口にはしていなかったし、格別に美味しいとも思っていなかった。やっぱり私たちが期待するのは原木シイタケの復活である。

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