夢の、いや悪夢の超特急とならないことを願いたい。
表面的には停滞期に入った日本に比べ猛スピードで資金と労力を注ぎ込んだ結果だろうが細かな技術の蓄積や運用のノウハウは後回しになっているだろうから巷の声にもあるようにやがて負の遺産となる可能性も高い。
相変わらずの国威高揚ばかりが優先され、人権や国際的な信用は軽視されたこの国はどんどんバランスを欠いたものになっている。
交通インフラに焦点を当てれば都市部のみに集中して近代化が図られている一方で地方都市では未だに旧態然としたままで格差が生じている。
いかんせん気が遠くなるほど広い国土だが大部分は裁くと山地で占められているこの国は人が生活できる土地の割合は少なく、そこに15億が暮らすわけで、時速600kmで移動する必要性があるかといえば未熟な技術と相まって意味のないチャレンジに僕の目には写るのだが・・・・
一帯一路政策の目玉という声もあるが、物流の手段としてはさらに課題は山積みで経費面や国際問題でのリスクも多くおよそ現実的ではないように思える。
ここはお得意の無理強いで乗り越えるつもりなのだろうがこれまでの例に漏れず、頓挫したところでいきなり白紙撤回なんてことも考えられることからそう時間が経たずにこのニュースもいつの間にか尻すぼみになるのだろうな。
いずれにせよ国民の目をそらすためには継続的に大きな花火を上げ続けなければならない中共の体質が垣間見えるニュースだ。
■時速600キロのリニア完成=北京・上海線に投入も―中国
(時事通信社 - 07月21日 07:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6599521
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