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2021年06月24日21:46

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ミニ四駆 簡単まとめ39

こんばんは、月影TAKAです。
こちらでは「ミニ四駆の簡単まとめ39」について語ります。

今回のテーマは「コストダウンは正義なのか?」「ミニ四駆の外装パーツ特性とコーストの愛称」について語ります。

まず「ミニ四駆のコストダウンは正義なのか?」と言われたら、総合的に考えると「正義=正しい」とします。
ただし、これにも「ミニ四駆を作成したミニ四レーサーの意図」が半分介入するため、「絶対正義ではない」とも主張します。

ではまとめます。
そもそも「コストダウン⇒構成部品の価格を下げる」とどんな利点があるのか?と言われたらまずは「マシンの維持費が下がる」という点ですね。
ミニ四駆はある程度コース上で走らせるとどんどんマシンを構成しているパーツが劣化します。
「金属部品・プラスチック部品・ゴム部品・スポンジ部品」等全てにおいて「ミニ四駆は消耗品の塊」と解釈されています。
そのため、昨今では「蛍光カラーシャーシ」「カラーバリエーションシャーシ」として、シャーシがGUPとして発売されることもあります。

比較的簡単に言えば「マシンは定期的にパーツを交換しないとダメ」「マシン全部のパーツを変える必要はないが、頑丈なパーツと毎回交換するパーツが存在する」となります。

区分けするとこんな感じです。

頑丈な部品⇒ボディー・シャーシ・FRP・カーボンプレート・金属部品(ローラーやプレート等)、スクリューキャップボルト・モーター等

毎回(かどうかはわからないけど)頻繁に交換する部品⇒ホイール&タイヤ・プロペラシャフト・軟質ねじ類・ホイールシャフト・プラスチック製部品全般

という感じ。間違ってはいけないけど「頑丈な部品だから交換しなくていい」わけでもないし、毎回交換しているからって優れているわけではない。交換時期を見極めて、1回以上使った部品でも適した整備行為によってパーツを長持ちさせることができます。

で、頑丈な部品程「加工部品が多く、高額になっていく」傾向がある。
そもそも「どうしてボールベアリングが第1次ブーム・第2次ブーム時代に高価なGUP扱いされたのか?」という点ですね。
それが「ボールベアリングは昔から高精度で組まれた精密部品として発売されているから」となる。
当時のモーター無しのミニ四駆キットが「600円」くらいであり、ボールベアリングが同じく「600円」で4個セットで発売されていた。
つまり「プラスチック量産部品のマシンキット1台分に相当する」のが「オートメーションと人の手が加えられた精密部品の価値」となります。
そして、FRPプレートとカーボンプレートも次第に「価格差」が露呈していった感じですね。
ここで一つ疑問が浮上しますね。
それが「FRPプレート単体だとそんなに高くないよな?」という点。
FRPプレートの単体価格が大体「250円〜400円」くらい。
で、カーボンプレートが最安で大体「700円」からで最大「1200円」くらい。
なお、短銃な構造・デザイン程価格が低く「独特な形状・多機能で多くの穴が空いている」部品程高額になります。
でも、実は「FRPプレートとカーボンプレートって本当はどちらが高いの?」と言われたら「どっこいどっこい」になります。
よくに、昨今のミニ四駆改造では「提灯改造」みたいに「プレートを組み合わせる改造」が増えたことでパーツの消費量も上がっていたのである。
つまり、FRPプレートは一見価格が安いが、ふんだんにパーツ組で使っていると「カーボンプレート1枚で済んだ改造が、結果的にFRPプレート3枚も使ってしまった」というデメリットが発生する。
当然、FRPの方が重くなるしねじなどの構成部品で更にマシンが重くなる。
多くのベテランレーサーからも「FRPだらけで組むよりもカーボンプレートを少数決めて組んだ方が効果的でコストダウンにつながる」と主張する人も多い。

しかし、プラスチック成型品は更に上を行く。
それが「プラスチック成型品故にある程度セットでデザインされて、量産成形によってパーツの価格を下げる」効果を持った部品も存在する。
その例が「ARブレーキセット」や「スライドダンパーローラーセット」だったりする。
実を言うと「軽量化を目的としなければスライドダンパーはアルミプレートの方が頑丈で優れている」とまで言われている。
しかも、GUPとしてセット価格の方が安いこともあり、これが結果的にコストダウンにつながる。
しかし、ミニ四駆を追求すると究極点は「低重心化」であり、その効果が出るなら高い部品でも売れるとなる(それこそスライドダンパー用カーボンプレートというGUPはその代名詞ともいえる)。

また、前回も語ったけど「意図的に安っぽい部分を作る」というのは相手に「大したことないマシンに見せる」テクニックであり、別名「はったり改造」と呼ばれる効果があるのである(明らかに高額なパーツで組み上げると「速くないとおかしい」と改造技術を馬鹿にされやすいが、大したことないマシンと思われて実は速いマシンだったら相手の意表を突ける。こういう演出をしたいミニ四レーサーは多いと思う)。


それと、次は「ミニ四駆の外装パーツ特性とコースの相性」になります。
そもそも、ガチ改造やでたらめに硬いマシンがコースで速いのか?と言われたら「その時もあれば、完走できない場合もある」となります。

理由は以下の通りです。

・JCJCを走らせるならコース素材はABS であり、この素材にミニ四駆の勢いが速くないと速く走れない(レブチューンが遅いモーターと揶揄されるのはコース壁にトルクが負けて勢いが落ちるからである)。

・外装パーツを硬い順に書くなら「アルミ⇒カーボン⇒FRP⇒プラスチック」であり、硬い部品を直付けしているマシン程マシンが安定して速く走ることができ、柔らかいパーツのマシン程コースにはじかれて想定以上の衝撃がかかりにくい特性がある。

・上記2つを総合的にまとめると「JCJCの強度に勝って、コースにはじかれない素材で組んだマシンが一番速い」となりますね。
しかし、そんなマシンは速いのか?と言われた実は「そんなことはない」となります。
これが「抵抗抜きが卑怯なところ」となりますね。
結局「マシンが硬すぎるとその衝撃がモーターや駆動系にダイレクトに貫通して性能が一気に落ちる」特性があるからです。
そのため、「主要装備の一部をプラスチックや軟質FRP製に変更する」のはある意味正解とも言えます。
結局衝撃力をいなすのは「柔らかい部品」であり、それが一般改造なら「プラスチック部品」となります。
そのため、ローラー選びでも「ガイドローラーとリア側の下ローラーは金属で、リア側の上ローラーはプラスチックになりやすい」特性があります。
これは「マシンの舵を取るパーツは頑丈なパーツが好まれ、衝撃をいなして安定性を高めるパーツは柔らかいパーツが好まれる」為です。

そして、柔らかいプラスチック部品は量産成形品として安価なものが多く、これが結果的にコストダウンにつながります。

今日はこんな感じです。


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