随筆の名手というよりほとんど旅行文のバイブルに近いくらいの内田百間,阿房列車から阿川弘之が南蛮阿房列車から乗り換え宮脇俊三の「時刻表二万キロ」となりこれで終わりかと思ったら江國滋の「阿呆旅行」が発刊された。
1973年に新潮社から発刊されたものを底本にして再販されている。
時代は大阪万博が行われた前後の頃だ。
名所や観光地に媚びず食べるものは旨いまずいをはっきり言い。
百鬼園先生のイヤナモノハイヤダの精神を貫木、また俳人らしく土地の描写がうまく言い当てている紀行文だった。
これをよんだわら若い頃読んだ百間の阿房列車を読み返したくなった。
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