mixiユーザー(id:7850057)

2021年05月03日22:43

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どこかせつないような

 午後2時半くらいに、近所の公園に向かう。

 一子shu-2はとっとと自分の自転車で行ってしまい、二子shu-3の補助輪付き自転車を俺がひっぱっていくことになる。
フォト

 あれこれ遊んでいるのを横目でみつつ、俺はスマホで読書。
フォト

 ふと顔をあげ、shu-3の姿が見えないことに気がついた。

 その前の瞬間、shu-3をみてから、たぶん1分もたってはいない。それくらいちらちらとはみていた。

 やれやれ、と思ってshu-2たちの姿を探す。それほど広い公園でもないけれど、死角がないわけじゃないし、段差もあって、そこそこの広さはあるのだ。

 shu-2たちはすぐに見つかった。

 でも、そこでshu-2は、
「パパぁ。shu-3みなかった?」

 やれやれ。

 shu-2たちも、みていなかったのか。

 それほど心配しているわけでもないんだけど、俺はshu-3を探して公園の中を歩いた。

 砂利のグランド側に向かうと、高学年くらいの子たちが、バスケットをしていた。

 グランドにshu-3の姿はない。

 さらに近づいていくと、shu-3がいた。

 土手の草地に腰かけて、じっとバスケをしている大きな子たちをみていた。

 俺は声もかけず、足をとめて離れた場所からshu-3の姿をみた。

 別に感情的な場面というわけじゃない。

 泣いているわけでも、怒っているとかケンカしているという場面ではない。

 ただじっと、一人座って、バスケをしている大きいお兄さん、お姉さんをみていた。

 5歳のちっちゃな頭の中で、shu-3は何を思っていたのだろう。

 なんだろうねぇ。
 
 ちょっと、せつなさに似た気分を味わった気がした。

 スマホで写真に残しておきたいな、なんて思ったけど、俺の視線を感じたのか、shu-3はこちらに顔を向け、起ちあがった。

「パパ、ぼくいくから、さきいってて」
 そんなことを言って、またニイニやその友だちのところに戻って行った。

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