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2021年04月22日10:36

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浮世離れ

最近、環境NGOが取り沙汰されることが多いが、個人的には少しほろ苦い思い出がある。

学生時代、後学にでもなるかと、環境NGOに少し出入りしていた時期が有った。2000年頃だったと思う。
記憶が本当に曖昧なのだが、その時も「現状では駄目だ、世の中を変えなければ」と言う人や、左翼的な思想を良しとする人たちがいた。

多様な考え方を認め合うと言うのはそれは正しいのだが、中でも結構、中枢にいるような人たちが、大学4年生になると、

「(環境問題などに対して)関心としては持ち続けたいが、自分は社会に出て堅気の道で生きていきたい」

という趣旨のことを言って、その所属しているNGOと縁を切って、一般企業に就職していかれたのを少し思い出した。

学生ならば理想主義的な浮世離れが許容されるが、やはり、リアルなビジネスの世界
となると、余程の理論武装をしていかないと厳しいと言う事だと思う。

2000年代初頭の当時オルタナティブ、”Alternative”要は、「既存の仕組みやインフラにとって代わるものが必要」と盛んに議論はしていたが、そんな魔法の杖やウルトラCは無いのだと思うし、そんなもの必要か?という話になる。

無論、環境は美しいほうが良いに決まっているし、それに反論する人は居ないと思うが、にしてもそれが科学の観点を離れポリティカルコレクトネスとして政治的に過激化していくのは何故なのだろうか。

1960年代の左翼思想を引きずった老人が、己のルサンチマンの発露としてそのような場に出入りしていると言う説もあるが、真偽のほどは定かではない。

あと何故環境活動と左翼思想は親和性が高いのか。

左翼と言っても、社会主義的平等や「リベラル」と言った良き側面ではなくどちらかと言うと、かつて中国でなされた文化大革命の如き、悪しき共産主義思想的な側面が強くなっているような気がする。

異端者は粛清せんばかりに過激化する。昨今のウイグル自治区の人権問題然り。

人類の理想を説くべき主義が何故そういう方向に暴走していくのだろうか。誠に謎である。

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