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2021年03月25日10:03

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五胡十六国(13)

石勒さんは手勢を集めて各地で牢獄を襲撃した。そしてそこで囚われていた犯罪者たちを
反乱軍の兵としていった。こうして反乱軍も石勒さんの手勢も結構な勢力になった。そし
て汲桑は自ら大将軍と称し司馬穎の仇討ちを名目に司馬越・司馬騰討伐を目指して進軍

特に司馬騰に関しては石勒さんを奴隷に落とした張本人である。私怨も混じって闘志百倍
といったところか。河北省のエリアにあるギョウという都市に司馬騰が居たのでそこへ攻
め込む。石勒隊はまたもや連戦連勝。破竹の勢いで307年5月ギョウを攻め落とした

司馬騰は逃亡を試みたが捕らえられ斬殺。ギョウの住民は老若男女問わず一人残らず殺さ
れた。むごいようだがこれがあちらさんのやり方である。儒教が浸透している中国では、
「臣は二君に従わず」だ。支配者が交代したからと言ってホイホイと従ったりはしない

前の支配者の臣民は新しい支配者には従わず、あまつさえ隙あらば仇をとろうとして反乱
を狙ってくる。なので勝った側は敗者の臣民を殺してしまう以外に無いのだ。なので中国
では王朝の交代などがあると必ず大虐殺が起きている。十万単位・百万単位の虐殺だ

これはもう文化の違いとしか言いようがない。だからチベットやウイグルのように侵略し
て征服したエリアの住民をジェノサイドするのは、中国にとっては有史以来の伝統文化な
のである。欧米がやめろと言ったって絶対にやめないだろう

ということは今後仮に台湾だとか日本だとかが中国様に支配されたとしたら、台湾人や日
本人も必ずジェノサイドされるということだ。それが中国の文化。中国の歴史を正しく学
べばそんなことは容易にわかることである。賢者は歴史に学ぶ、であるな

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