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2021年03月13日19:40

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[「悪口を発見し発明する」のは知性のなせる業(わざ)ですが、「悪口を悪口として感じさせない」のは知性と同居するモラルのなせるものです。]


この読本で取り扱うのは、専門の学術的な文章ではなく、我等が日常眼に触れるところの、一般的、実用的な文章でありますが、しかも今日は科学教育万能の余熱を受けて、そう云う一般の実用的な文章までが、専門の熟語を使ったり学術的な云い廻しを真似たりして、不必要に記述の精密を衒(てら)い、実用の日常から離れつつある。何よりもわれわれは、この悪い癖を改めなければなりません。私に云わせれば、実用の文章のみならず、学術的な文書の或るもの、たとえば法律書や哲学書の如きものでも、その或るものは精密に書けば精密に書くほど猜疑が生じて来ますので、論理的遊戯に耽(ふけ)るのではない限り、古い東洋の諸子百家や仏教の語録の形式等を借りたほうが、われわれには理解し易く、読んだものが真に身につくと思います。
(谷崎潤一郎「文章読本」より)


タイトルの言葉は橋本治の本の中からなんだが
引用は解る人にとっては「流石、谷崎」「こんなことしちゃっていいの!?」というもので
(是非、原文にあたっていただきたい)
金をとって面白いこと言ったり、やったりする人間は

これぐらいの知性と品位(モラル)がないといけない、と思いますよ( ´_ゝ`)



■木村花さん訃報で考えるネット誹謗中傷 「ヘボ」はアウトだが「死ね」はグレー!?
(週刊女性PRIME - 06月12日 19:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=235&from=diary&id=6117845
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