もはやその姿は疫病神にしか見えない

■菅首相「感染の波、想像超え厳しい」緊急事態宣言を決定。というくらい想像力に乏しく、責任能力のない人物を首相に持った国民の不幸。

ある意味限りなく人災に近付きつつある状況だ。当てにしているはずの専門家会議の提言に
意外にも背を向けるなど支離滅裂。嫌々臨んだ記者会見では今にも泣きそうな表情だ。

一方、毎度ふてくされた官房長官の会見も見るに堪えない。この政権でやる気のある大臣が一人でもいるか？

無能さを露呈した政財界人に対し、医療現場で戦う医師や看護師の奮闘ぶりには頭が下がる。日頃横柄な態度が鼻についた医師会の幹部も危機意識の高さに頼もしさを感じた。

強力な感染症の前では経済は無力だ。最小限の不幸には目をつぶり制圧に向けて政権は覚悟をもって対峙すべきだった。

これまで関東大震災、２度の大戦、スペイン風邪など致命的ともいわれる国難から立ち上がってきた民族だということをお忘れか？

緊急事態宣言も２度３度出せば立派なオオカミ少年だ。小さな不幸はやがて大きな不幸に膨らみ、ちょっとした無政府状態を引き起こす。国民の間に大きな相互不信を招くことになればこの政権の罪は大きいぞ。

この先どうなるかは分からないが、最悪命だけあればいいじゃない。

個人単位でできることはそのまま継続し、ただただ自分の命を守ることだけに専念しましょう。誰かの言うことだけ聞いてればいい時代は終わったということだ。

(朝日新聞デジタル - 01月07日 19:21)
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