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2020年11月12日17:52

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分かりにくいネーミングライツ

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公共施設などの運営資金調達のために「ネーミングライツ(命名権)」なる手法で、名前を変えてしまった施設はかなりあります。施設存続のためには仕方がないことは承知していますが、できれば利用者が分かりやすいように、施設名を変えてほしいと考えています。

先月、仙台市へ出張した時、時間を見つけて定禅寺通りを散策しました。宮城県民会館の前に来た時、私の仙台勤務時に、ここで小澤征爾が指揮したウィーン・フィルの来日公演や、スペインの高名なピアニスト、アリシア・デ・ラローチャのリサイタルを聴いたことを思い出しました。しかし、その追想は一瞬で消えました。なんと!宮城県民会館が「東京エレクトロンホール宮城」という奇妙な名前に変わっていたことを初めて知ったからです。

名前だけなら、パッと見、都内にあってもおかしくない名前。もし宮城が省略されてしまったら「東京エレクトロンホール」になってしまう。地域性がよく分かりません。関係性がない地名が2つあると、地元の人以外は何処にある施設なのか分かりにくそうです。(ちなみに宮城県民会館は、私が以前、勤務していた組織設計事務所が1964年に設計したものです。)

もっと最悪なのは、私の地元にある茨城県立県民文化センターです。ネーミングライツで「ザ・ヒロサワ・シティ会館」という訳が分からない名前になってしまいました。この施設の場合、地名が施設名にないので、知らない人がみたら、どこにあるホールなのか絶対に分からないと思います。不親切の極み。ネーミングライツで魂を売ってしまったかのようです。

サッカースタジアムでも同じことが言えそう。ユアスタ、味スタ、Ksスタ、NACK5スタジアム、フクアリ…と聞いても、サッカー好きじゃないと、どこにあるのは分からないでしょうねw。(私は分かるけど…)

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