5年前に原さんからお誘いいただいて、阿久津さんと共に木下先生のご墓所に
お詣りして以来、爾後は単独行となりましたが毎年の行事となっております
本日は木下保先生の祥月命日であります
3月に外出自粛令が発せられる直前に北村先生の、6月に自粛令緩和されて
月遅れではありますが畑中先生のお墓参りに伺っての本日、両親の墓参りは
コロナ禍によって見送りとなりましたが、親とも仰ぐ三先生には忠孝を尽く
させていただきました
昨日に引き続き好天に恵まれ、高尾までの道のりはいつも通り、渋谷駅での
乗り継ぎもタモリ倶楽部で紹介された裏技を使ってまことにスムーズ、予定
より一つ早い電車で行くことができて、これが後で思わぬ出会いに…
高尾駅に着くと駅前が整備中でバス乗り場が西の方に移動していましたが
まさしく出発直前のバスに乗り込むことができました（これもラッキー）
霊園では伊予の青石を目印に木下先生のご墓所を目指すと、年配のご婦人
二人、これは近づいてみるまでもなく坂上昌子先生・増山歌子先生ご姉妹
でありました
例年ワグネルOB有志による墓参会にご同行されているのですが、今年は
コロナ禍で中止となり、お二人だけで来られたものと思われます
（中止となって）残念でしたと仰っていましたが、なあにこうしてワタシが
いるじゃありませんか（とは言えねぇ）
最初にワグネルの…と名乗ったのですが、歌子先生はワタシのことをお忘
れになられたようで、5年前に木下先生の沙羅の練習をCDにしてお渡し
しましたと申し上げたらようやくお気づきになられて恐縮されていました
昌子先生・歌子先生はちょうどお帰りになるところだったので、ワタシ
一人後に残り、木下先生の名唱である朔太郎詩・團伊玖磨作曲の「笛の
音のする里に行こうよ」をスマホで流してご挨拶といたしました
本当は團伊玖磨氏作曲の「恩師を讃える歌」を流したかったのですが、
YouTubeを検索しても見当たりませんでした
日本女子大と聖心女子大の定期演奏会ではいつも演奏されていたので音源
はいくつもあるはずなのに、それをYouTubeにアップしようというOGの
方はおられないのでしょうか
晴れているとはいっても北向きの風やや強く、気温も低めでしたがそれが
却って凛とした空気で、学生のころパレストリーナの楽譜を持って初めて
木下先生のお宅を訪問した時の緊張感を思い出させました
お詣り後は、高尾駅周辺には観光地に胡座をかいたロクでもない食べ物屋
しかありませんので、いつも新国立劇場に行くとき乗換で知っている京王
線明大前駅ナカの立ち食いそば屋でゴボ天そばをいただきました
ログインしてコメントを確認・投稿する