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2020年10月14日22:58

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なんだこれくしょん2020・秋(サスペンス・スリラー編)

今回も、何で録画したか分からない得体のしれない映画を観た記録を、テンポよく書いていきます。

その1「ヒッチハイクキラー」

殺人鬼が暴れまわるスラッシャー映画を期待させるタイトルですが、実際はミステリー的なオチのあるサスペンス・スリラーです。

ヒッチハイクをしながらブラブラしている主人公の男が、同じ様な事をしているエロめの女と知り合い、あっという間にヨロシクやる関係に。
そんな2人がどうにか中年夫婦の車を捕まえると、目的地の港はストで休止中とのニュースが。
仕方なく夫婦の家に泊まる事になるが・・・。

派手な殺人とかがあるわけでは無いので、ホラーを期待すると怒り満点のレビューを投下したくなると思いますが、後半はそれなりに盛り上がるし、オチが面白いので、雑にオススメしておきます。

その2「アクシデント」

これもヒッチハイクもの。
音楽フェスへ行くバス代をケチるためにヒッチハイクをすると、大事故が起こって車が横転。
その車の下で色々苦労するお話です。
本当にずっと車の下だけなのでこちらの我慢が限界に達すると、終盤は盛り上がる展開になりそうになります。
なりそうになります←大事なので2回言いました。
案外悪くないと思った記憶がありますが、心がどうかしていた可能性が高いです。
アマゾンレビューでは星1.5という驚異的な点数を記録しています。
100円が妥当だそうです。

その3「カット/オフ」

反対に、アマゾンレビューでも高い評価(星4つ)のこの作品、確かによく出来ています。
死体を解剖するとメッセージが埋め込まれていた、という冒頭から、天候のため現場に行けない解剖医のアドバイスを受けて素人の女性が死体を解剖する羽目になる凝った展開、そして終盤ではアッと驚く真相と観客に対するトリックまで登場し、盛りだくさんな内容です。

この盛りだくさんな所が実は欠点にもなっていて、展開が速いために観ていて「どうしてこうなった?」とついて行けなくなる所が多く、なんだか凄い事になったようだがなんでなのか分からない状態になりがちです。
やりたい事を詰め込み過ぎ+本筋に関係ない部分が多い(ミスリードするため?)なので、非常にゴチャゴチャしています。
それぞれのアイデアは凄く良いので、もうちょっと絞った上で整理して見せて欲しかった。
でも、ミステリーが好きな人なら観て損の無い作品だと思います。

その4「ストレンジャーズ 地獄からの訪問者」

リアルタイムで観て、その後の放送の際にわざわざ録画したほどなので、結構気に入ったという事だと思います。
3人組のお面を被ったグループが、突然家にいる家族を襲うという内容で、ただそれだけです。
実話が元になっているというのはどうなのか知りませんが、とにかく理不尽なのと、犯人達が別に強くないところが非常に不気味です。

このブログを書く際に知ったのですが、監督は「海底47m」のヨハネス・ロバーツなのだとか。
個人的に注目している監督なので、やっぱり気になったのは間違いじゃなかったみたいです。

その5「ドッグマン」

個人的に気に入っている作品としてはこちらも。
この映画を観て思い出したのが、子供の頃見た「ダメおやじ」でした。
ダメおやじは個人的にトラウマとなっているアニメです。
確か、ダメ親父が家族のためにおみやげを買って帰ると、家族に罵倒され殴られた上、おみやげを踏みつぶされる、といった様なシーンを見た記憶があります。

本当にショックでした。
優しさや思いやりが踏みにじられるシーンというのは、それが世の常だと思い知った今でも、本当につらいものです。
せめて物語の中では報われて欲しいと心から思うし、そんなシーンを見ると涙が止まらなくなります。
そして、今でもダメおやじの絵を見ると震えが止まらなくなるのです。

上記は、「ドッグマン」とは何の関係も無い話なのでした。
ただ、主人公の親父がまさにダメ親父なのです。
犬のブリーダーをやっているのですが、犬や自分の娘にはとにかく優しい。
反面、麻薬の売人をサイドビジネスにしていて、どうしようもないのです。
また、彼の友人がまるでジャイアンのモデルかと思うほど傍若無人な男で、気に入らない事があれば大暴れ、金が欲しければ犯罪に手を染め、ダメ親父にも協力を強要します。

気が弱く、唯一の友人でもある彼に逆らえず、そのため人生を目茶目茶にされるダメ親父。
前半はそんな様子が可笑しくも悲しく描かれますが、後半は遂に一念発起、復讐計画へと進むのです。
全体としてはブラック・コメディと言えますが、後半はなかなかバイオレンスな展開に。
そして、こんなに間抜けで悲しいものは観た事が無いと思わせるラストが訪れます。

人生は悪い冗談。
誰が言ったのか、もう思い出せませんが、それを実感するにはうってつけの映画と言えます。
我が心の座右の銘です。

なんだこれくしょん、次回はSF編を予定しています。
もうちっとだけ続くんじゃ。

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