近所にSGというキャンプ場があるのだけれど、現場を見てびっくりした。
テントサイトは木製の基礎の上に簡単に張れるようになっているし、水場も隣接していて電源まで付いている。
ボーイスカウト出身の自分にとってはこれはキャプではないなというのが実感である。
かようにお手軽になったことでキャンプから学ぶ不便さや屋根と壁がある生活のありがたさを実感できる機会ではなくなったようだ。
一度夜間に車で横を通ったことがあるが、密集したテント群は色とりどりの明かりが灯され一種独特の空間になっていた。
世間でキャンプが流行るのもこうした施設の充実と安直化なんだろうなと思う。
記事にもあるようにウイルダネスでテントを張る必要が生じた場合。レジャーレベルでは火はおろかテントをまともに張れる人は少ないんじゃないかな?
実際、防災用にバッタもんのドームテントを購入してあるが、昔の重いキャンバス地のものに比べるといささか頼りない。実際、雨風しのぐには不安だらけだ。有事の際はまあ役には立たないだろう。
自宅近辺では時折熊が出没する。通学路には「熊出没注意」の看板が立てられているし子供たちは熊鈴を鳴らしながら通学している。
軽井沢の別荘地で捕獲した熊は保護団体の手で近所の牧場の奥に放獣されているから個体数が増えれば縄張りからはじかれたクマが出没するのは何の不思議もない。
キャンプ場で集め損ねた残飯を口にすればクマはそこから動こうとはしない。新たな縄張りが形成されるということだ。
レジャーの一つとして市民権を得つつあるキャンプだが中身のない薄っぺらな自然体験にマナーもへったくれもないもんだ。
■3密回避で人気急増のアウトドアに“迷惑キャンパー”が急増のワケ
(日刊SPA! - 09月19日 16:22)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=81&from=diary&id=6238403
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