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2020年08月19日10:05

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ランキングの裏読み

東洋経済新報社がやっている人気ランキングで、福島県では本宮市が首位を続けていることは知っていたし、この問題は福島県民ならすぐわかると思っていた。そんな気楽な気持ちでSNSに投稿したら、意外にも「知らない」とか「本宮は財政がいいから」とか、なかには「生ビールの飲める工場があるから」とか「田村市はどうなんだ」という反響まであって逆にびっくり。市のHPでは「住みたいランキング11年連続1位」とPRしているにもかかわらずだ。

今回の「街の住みここちランキング」は大東建託の賃貸未来研究所が公表したもの。2位以下は三春町、郡山市、須賀川市、福島市と続く。街だから田舎は最初から審査の対象にもなっていないのだろうが、本宮市は2009年に本宮町と白沢町が合併してできた県内最小の市。郡山にも福島にも近く、都会志向の目線で見ればこういう結果になることは目に見えている。実際、同時に行われた「住みたい街ランキング」では1位から順に郡山市、福島市、いわき市、会津若松市、白河市・・・。どこも賃貸のマーケットが確立しているところばかりだ。

私たちも「住みたい田舎ベストランキング」というのを毎年やっている。その結果が地方のマスコミも動かすので苦心しているのだが、困るのは上位が固定してしまうこと。1年や2年で政策に大きな変動はないから、ある意味で仕方ないことだ。しかし、読者に新しい視点を提供する義務もあるので、編集部はアンケート調査に最新の注意を払っている。それと比較すれば、福島県内で首位が固定するのは当然かもしれないが、利便性と幸福度は必ずしも一致しない。あんまりランキングに振り回されないことも大切である。

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